2021/08/26
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戦略HRBPから見た、人・組織・事業・経営の現在&これから
第18回
ニューノーマル時代のリーダーは鎧を脱ぐ習慣を身に着けよう
- キャリア
- 組織
- 桜庭 理奈氏 35CoCreation合同会社 CEO
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弊社サンゴ コ・クリエーション合同会社に相談のある案件は、大体が何らかの組織的な機能不全に陥っているときに、表層的な症状として問題視されていることについて、どうにかしたいというお悩みや、制度を作りたい、人事ツールを導入したい、人を育てたい、研修をしたい、というご相談から始まります。
わたくしは、ほぼ100%最初にご相談をいただいた「問題」や「課題」を信じないことにしています。
もちろん渦中にいらっしゃる経営者やリーダー、人事責任者の方々は、社員の皆さんも含めて、長きにわたり頭を悩ませ、仲間の退職や、モラルの低下によって社内の雰囲気が以前とは違う中で、苦しんできたことは無視できません。ただし、その過程で、どうしても短期視点、狭い思考で内輪だけの角度でしか物事がとらえられなくなってしまっていることも多く見受けられます。そういった状況の中で抽出された「問題」や「課題」は、多くの場合、先の組織的な「症状」として表面化したものであり、もっと本質的な根源について対話、会話を重ねていくことでしか実現できない、「診断」というステップを踏まずに症状に飛びついてヘルプを求めることがあります。これが、わたくしが先に、100%クライアントがおっしゃった最初の課題感をまずは先入観なくとらえ、アドバイスや解決にジャンプすることなく、興味を持ってクライアントと共に課題点の上流までご一緒に手を携えて対話を重ね、さかのぼることを大切なスタート地点としている理由です。
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