TOP イマ、ココ、注目社長! クラウド録画カメラと「AI×映像データ」で、誰もが便利に安心できる社会をつくる。【前編】

2020/02/06

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イマ、ココ、注目社長!

第68回

クラウド録画カメラと「AI×映像データ」で、誰もが便利に安心できる社会をつくる。【前編】

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日本(世界)中のオフィスや自宅の防犯カメラの映像が、今この瞬間にもウェブ上にリアルタイムで公開されていることをご存じでしょうか。カメラをネットにつなぐ際にパスワードを設定していないなど、管理者のセキュリティ対策が甘いために、あるサイトによってプライベートがさらされる危険性もあります。

 

さて、防犯・ネットワークカメラの抱えるこうした問題点——高額な費用がかかるわりには、カメラの性能も低く、セキュリティ対策を施さなければ気軽に使えない――という状況に気づき、事業を開始したのがセーフィー株式会社です(創業2014年)。創業メンバーは、佐渡島隆平社長と共に元ソニーグループに勤めていた2人の仲間。クラウド録画カメラと「AI×データ活用」によって、「誰もが便利に安心できる社会をつくりたい」と話す佐渡島社長にお話をうかがいました。

(聞き手/井上和幸)

創業者の佐渡島社長ら、創業メンバーは、ソニーグループ出身。同社の木原研究所からカーブアウトしたベンチャーで、モーションポートレートという画像処理技術に特化したビジネスをしていました。

 

起業したきっかけは、佐渡島さんが自宅に防犯カメラを設置しようとして調べた際に、大いなる不満を感じたことでした。見積もりを取ると、ひと昔前のスペックしかないアナログカメラの設置に60万円かかると言われたことに加え、世の中の監視カメラの多くが利用者によってセキュリティ対策が施されていない現状を知ったのです。

 

そこで佐渡島さんは、クラウド録画のカメラなのに、低コストで、個人のセキュリティ対策が無用で、かつAIで勝手に賢くアップデートしていくサービスができれば需要があるのではないかと考えました。「自分が本当に欲しいものが世の中に無いなら、自分たちでつくる」というわけです。

 

その後、設立したセーフィー株式会社では、カメラや関連機器の製造は行わずにグローバルなメーカーとアライアンスを組むことで何千種類ものカメラで利用でき、また、AIや解析技術の部分は開発者や企業と提携しています。クラウドにつながるカメラのOSを開発し無償で提供することで、特定のメーカーや、ハードウェアに依存しない、オープンなプラットフォームづくりを進めたのです。ハードウェアを開発するお金がありませんでしたし、そのほうが自社ですべてを行う垂直統合型のサービスよりも、高いクオリティのサービスを提供できると考えたからでした。

 

 

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プロフィール

  • 佐渡島 隆平氏

    佐渡島 隆平氏

    セーフィー株式会社 代表取締役社長

    大学在学中にDaigakunote.comを創業。その後、ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社に入社し、 同社が出資するモーションポートレート株式会社のCMOに就任。 2014年にセーフィー株式会社を創業し、2018年には「クラウド録画サービスシェアNo.1」を獲得。 現在、キヤノンマーケティングジャパンやオリックス、NTTグループ、三井不動産、セコムなどの 大手企業と資本業務提携し事業を展開している。 映像を防犯・監視用途だけではなく、顔認証などの解析技術やAIと組み合わせることで、 人間の「見る・聞く・話す・覚える・考える」を代替すると考え、生産性向上や業務効率の改善に役立つ映像活用の開発に注力している。 「映像から未来をつくる」というビジョンのもと、 誰もが手軽に利用できる映像プラットフォームとして社会課題の解決に貢献するサービスを目指す。

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