TOP 人生100年時代の“会社(カイシャ)シフト” いい会社は社員のライフシフトを促進させる(3/7)

2019/12/20

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人生100年時代の“会社(カイシャ)シフト”

第3回

いい会社は社員のライフシフトを促進させる(3/7)

  • 経営者インタビュー
  • スペシャル対談
  • キャリア
  • 組織
  • ライフシフト・ジャパン株式会社 代表取締役CEO 大野誠一氏
  • ライフシフト・ジャパン株式会社 取締役CRO & ライフシフト研究所所長 豊田義博氏

 

人生100年時代にふさわしい会社のあり方を探索している「カイシャの未来研究会2025」。その提言内容や今後の活動を特集するこの連載。白熱した議論の様子をお伝えした第2回に続いて、第3回では、中間提言の概要をお伝えします。ベースになっている「ライフシフトの法則」とは。「会社を『出会いの社』にしよう。」というスローガンに込めた思いは。4つの領域、18のビジョンの背景に迫ります。

 

 

 

ライフシフトと会社シフトの密接な関係

豊田 研究会でいろいろな議論を重ねていくうち、ふと気づいたんです。皆さんが大切にし、これからも維持したいと考えている会社と個人の関係というのは、ライフシフト・ジャパンが「こういう個人になってほしい」とメッセージしているような人が、まさに働きたくなるような会社ではないかということに。

 

 

大野 それは大きな転換点だったね。「ライフシフト」という言葉は、転職や起業・独立、移住するこのように外形的にとらえられているけど、そうはない。人生100年時代にふさわしい生き方への抜本的なシフトだ。
ライフシフトを「人生の主人公として、『100年ライフ』を楽しむこと」と定義したのは、そういうことをメッセージしたいから。このコーナーの第1回でもお伝えしたよね。

 

 

豊田 私たちは、時代に先駆けて「100年ライフ」を楽しんでいる多くのライフシフターと出会ってきました。ひとり一人のライフシフト・ストーリーは実に多彩ですが、そのプロセスや考え方、行動には、多くの共通点があることを発見しました。それをまとめたのが、「ライフシフトの4つの法則」です。

 

第1法則は、「5つのステージを通る」。自分はこのままでいいのか、何かおかしいなあ、と「心が騒ぐ」のが第1ステージです。
目的地は定かではないけど、何かをやってみようと「旅に出る」のが第2ステージ。
さらに、何かを手掛け、人と出会う中で、何を目指せばいいのかに気づく第3の「自分と出会う」ステージ。
目的地にたどり着くために、インプットや試行錯誤を重ねる第4の「学びつくす」ステージ。
最後がこれまで培ったスキルやノウハウを活かし、一方でアンラーニングもしながら新たなことを軌道に乗せていく「主人公になる」第5ステージ。
この5つのステージを経て、人はライフシフトを果たすと私たちは考えています。

 

 

大野 その第1法則から、社員一人ひとりがこの5つのステージを回していく場に会社がなるべきだ、というメッセージが導かれたと。

 

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プロフィール

  • 大野誠一氏

    ライフシフト・ジャパン株式会社 代表取締役CEO

    1958年生。82年早稲田大卒、リクルート入社。「ガテン」(創刊)、「とらばーゆ」、「アントレ」(創刊)、「ダ・ヴィンチ」の編集長を歴任。2001年、パナソニックに転身しデジタルテレビのネットワーク・サービス開発に取り組み、06年、大手家電メーカー共同出資によるジョイント・ベンチャー/(株)アクトビラを設立し代表取締役社長に就任、08年退任。フリーランス時代を経て、11年よりローソンHMVエンタテイメントでスタートアップ企業とのアライアンスなどを推進。現在は、葉加瀬太郎が音楽監督を務めるレーベル「HATS」で新規事業としてオンライン・ヴァイオリン・スクール「葉加瀬アカデミー」を立ち上げている。17年、NPO法人ファザーリング・ジャパン代表の安藤哲也などと共に「人生100年時代」のライフデザインを提唱するソーシャル・ベンチャー/ライフシフト・ジャパン(株)を設立。

  • 豊田義博氏

    ライフシフト・ジャパン株式会社 取締役CRO & ライフシフト研究所所長

    東京大学卒。1983年リクルート入社。数百社におよぶ企業の新卒採用戦略、広報計画業務に制作ディレクターとして長く従事。その後、『就職ジャーナル』『リクルートブック』『Works』編集長を歴任。1999年リクルートワークス研究所設立メンバー。現在は、個人の就業行動や志向・価値観の変化などを探索しつつ、若手からシニアに至るまでのキャリア支援に研究者 & 実践者として携わるパラレルワーカー。 著書に『実践! 50歳からのライフシフト術』(共著/NHK出版)『なぜ若手社員は「指示待ち」を選ぶのか?』(PHPビジネス新書)『若手社員が育たない。』『就活エリートの迷走』(ちくま新書) 、『新卒無業。―なぜ、彼らは就職しないのか』(共著/東洋経済新報社)などがある。リクルートワークス研究所 特任研究員/産学協働人材育成コンソーシアム 理事/高知大学客員教授/金沢工業大学大学院客員教授も務める。