2019/09/17
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リクルート流・目標達成するためのマネジメント
第4回
目標は「自分のため」に、ポジティブなゲームにすると上手くいく。(4/4)
- スペシャル対談
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- 経営者インタビュー
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「経営者を語る」――今回は、『計算ずくで目標達成する本』(すばる舎)の著者であり、年200回、リピート率95%を誇る研修トレーナーの伊庭正康さん(株式会社らしさラボ代表取締役)をゲストにお迎えします。
元リクルート社員で社内表彰40回以上という実績を持つ伊庭さん。
「どうしたら目標を外さず達成できるのか?逆境でも、不測の事態があっても達成できる人はどこが違うのか?自ら達成に向かって工夫できる部下はどう育てればいいのか?」――
こうした課題について、同じくリクルートOBである経営者JP代表・井上和幸と語り合っていただきました。全4回でお届けします。
井上 ここまでの流れの中で、「徹底の基準」と「やり方を楽しむ」というお話がありました。私もいろいろな会社を見てきて、そこの部分の差がとても大きいと思っています。誰しも凸凹はあると思いますが、全体的に見て、例えば、達成力が非常に高いとか、一時的に凹んでもリカバリーしてくる人というのは、そもそも「当たり前の基準」が高い。目標を達成したときに、「達成するのが当たり前」と思っているか、「よくできた!」と思っているかは大きく違うし、また、仕事を楽しみながら達成するための「創意工夫癖」も、それがあるのとないのとでは差が大きい気がします。
伊庭 裁量を任されているのは大きいと思います。リクルートでは、ある程度のやり方はありますが、それをやったから全てOKというわけではなく、逆算がベースにあるけれども、自分なりの工夫をもっとしてもいいよと奨励されます。だから、みんな自由にやっている。
また、外すと査定は悪くなるものの、でも悪くなったところでダメージのある査定ではないでしょう? 例えば「95%で終わりました」となっても、ベースの給料が高いわけです。クビになることもない。普通に考えれば、「そこそこがんばればいい」と思うはずなのですが、それでもみんなががんばるのは、あの会社ならではのマジックがあると思っています。つまり、健全な競争心もあおるし、自己実現欲求もあおります。
例えば、面談で「この目標を達成するのは君にとってどんな意味があるのか?」と。これは「WILL・ CAN・ MUST」とよく言われますが、それを答えられないと、答えられるまで考えさせられる。
井上 そうですね。
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