TOP ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術 仕事のパフォーマンスがあがる「最強の座り方」

2019/07/18

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ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術

第39回

仕事のパフォーマンスがあがる「最強の座り方」

  • キャリア
  • ビジネススキル

 

◆仕事のパフォーマンスがあがる「最強の座り方」

ずっと正しい姿勢で座っていると、「逆に疲れる……」という人がいます。これは、お腹まわりの「体幹」が弱くなっている証拠。最初はキツくても、続けるうちに体幹が鍛えられてラクになっていきます。

 

そうは言っても、ダレてしまうときはダレてしまいますよね。

 

そこでおすすめなのが「背伸び」。ちょっと疲れたな、姿勢が崩れてきたなと感じたら背伸びをしましょう。体が自然と正しい位置に収まります。

 

◆背伸びストレッチのやり方

1、脚を肩幅に開いて、両手を胸の前で組む。手の甲を見ながら、手と顔を真上に上げる。

 

2、顔を正面に戻して、体を上下に引き伸ばす。両手を左右から大きく下ろす。

 

椅子に座りながらでもOKです。小まめに背伸びをしながら、正しい姿勢で座る時間を徐々に長くしていきましょう。
背伸びストレッチのやり方

 

◆「座り過ぎ」が寿命を縮める

最近ではこんな研究結果が出ています。

 

〇1日11時間以上座る人は4時間未満の人と比べて死亡リスクが40%アップ
※豪シドニー大学による2012年の調査結果

 

〇1日9時間以上座っている成人は、7時間未満と比べて糖尿病をわずらう可能性が2.5倍高くなる
※明治安田厚生事業団体力医学研究所による2018年の調査結果

 

この他にも肥満や脳血管疾患、認知症、抑うつなど、座り過ぎはありとあらゆるリスクを伴うことが分かっています。ですので、立って作業をする時間を意識的に増やすことをおすすめします。

 

 

  • 立ち仕事に向く作業は


 

・メールなどの処理作業
・報告や連絡など、事務的なミーティング
・資料を読む
・新しいアイデアを出す

 

  • 座り仕事に向く作業は


 

・企画を作成する
・じっくり考える

 

 

こんなふうに「座る」と「立つ」を使い分けていくと、座り過ぎを防げます。また、高さを調節できる昇降デスクは、レバー一つで高さを変えられるので、場所を移動せずに済みます。立つと血流がアップして一気に仕事のエンジンがかかりますよ。

 

「仕事=座ってするもの」という概念を一度、捨ててみましょう。

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■書籍情報

『調子いい!がずっとつづく カラダの使い方』
著者: 仲野孝明
出版社:サンクチュアリ出版
価格:1,404円(税込) 

この記事は、アイティメディア株式会社の許諾を得て
「ITmediaエグゼクティブ『ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術』」
の連載から転載したものです。無断転載を禁じます。
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プロフィール

  • 仲野 孝明氏

    仲野 孝明氏

    姿勢治療家R/仲野整體東京青山院長/柔道整復師

    1973年三重県生まれ。
    大正15年創業、のべ180万人以上の患者数と、合わせて3度の褒章受賞・綬章受勲を誇る仲野整體の4代目。
    自身もこれまで0歳から108歳まで、のべ18万人以上の患者を治療する。
    2008年仲野整體東京青山を開院。
    “人間本来の正しい体の使い方”から治療することで、全く運動をしてこなかった女性が、3カ月後にフルマラソンを完走するなど、人生が変わる患者が続出。現在国内外から多くの人が訪れ、予約のとれない治療院となっている。

    治療の経験を自身のスポーツにも応用し、鉄人レース完走や世界一過酷といわれるサハラ砂漠マラソン250キロ完走など、姿勢の可能性を探究。モットーは「姿勢が変わると、人生が変わる」で、姿勢から生産性を高める、健康経営法人向けセミナーやラジオ番組など啓蒙活動も話題となり、メディアでも多数紹介され注目されている。

    著書に『一生「疲れない」姿勢のつくり方』(実業之日本社)、『長く健康でいたければ、「背伸び」をしなさい』(サンマーク出版)などがある。

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