2019/07/09
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なぜ、優れたビジョンを持つ企業は成長し続けるのか
第4回
最高のビジョンと経営者の覚悟。(4/4)
- スペシャル対談
- 経営者インタビュー
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「経営者を語る」――。今回は、ブランド戦略コンサルタントでありクリエイティブディレクターでもある、江上隆夫氏(株式会社ディープビジョン研究所代表取締役)をゲストにお迎えします。
今回は、「最高のビジョンづくりと経営者」をテーマに、経営者JP代表・井上和幸と語り合っていただきました。全4回でお届けします。
井上 ビジョンをつくるにはあたっては、創業者の場合はその人の人生をひも解くところから始めるとのことでした。「創業者の人生のパターンが、企業のパターンに投影されていることが多い」という理由でしたが。
江上 優秀な方というのは、成功パターンを持っていて、そのバイアスから逃れられないものなんです。そうすると、そのパターンの中で徐々に成長が鈍っていったり、あるいは、ダメになっていったりする。そこで、バイアスを解いて、「もう一歩上に行くにはどういう視点があるのか?」という感覚で、私はビジョンづくりをお手伝いします。
では、具体的にどうするのかというのは、なかなか簡単には説明しにくいのですが、本書に書いてある通りにやれば、一般的な、70点ぐらいのビジョンはつくれます。
ただし、個々の企業にとっての100点のビジョンは、自分でいろいろ考え尽くし、さまざまなことに取り組んでいかなければならない。仮に私がある企業のビジョンづくりを請け負っても、私だけでは100点満点のものはつくれません。「100点に近づけていくには、残りの30点分をご自分で引き上げてください」としか言いようがないのです。
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