2019/06/11
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社長を目指す方程式
第15回
社長になる人は動機付けがうまい 社員のやる気を引き出す「5つの特性」
- キャリア
- ビジネススキル
- マネジメント
- 井上 和幸 株式会社 経営者JP 代表取締役社長・CEO
サポートスタッフも同様ですね。先のBくんとCさんの話などでも、上司に提出した書類が、どういった使われ方をして、どう役に立ったのかについて、Bくんからフィードバックがあり、「よくできていたよ。お客様に褒められた、ありがとう!」といった話であれば、Cさんにはとても大きな達成感が生まれますし、あるいは「もう少し、こんな風に作ってもらえるとよかったな」というものであったとしても、失敗とわかれば反省し次の行動につなげようという気が沸きます。いずれの結果内容であっても、フィードバックはやる気の重要な要素です。
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MPS(Motivating PotentialScore)の公式を参考に「5つの特性」を自分の仕事にあてはめて考えてみれば、それぞれが自身のモチベーションに関連していることは腑に落ちるかと思います。
そもそも、上司が微に入り細を穿ちで指示命令をするマイクロマネジメント型だと、社員は「うざいなぁ」と思いつつ、同時に上に依存する体質となってしまいます。「うるさい」「指示が納得できない」などと言う癖に、上からの指示がなければ行動できない人材に。これほど最悪の状態はありません。モチベーションは低く、社員たちの自立心は劣化、組織力は低下する一方です。
リーダーシップとは「他人をしてことを成す」ことですが、それはつまり、組織の目標を達成するための良好な対人影響力のことを表しています。
リーダーがよい影響力を与えている状態とは、部下のモチベーションを維持できている状態を指します。
社長になる人は、「5つの特性」が満たされる状況状態を創出しキープできるように自社、自組織の仕事を設計し配分する。
上司の皆さんも、「自分の仕事がそうなっているか?部下の仕事をそうしてあげられているか?」、ぜひチェックしてみてください。
※この記事は、「SankeiBiz『井上和幸 社長を目指す方程式』」の連載から転載したものです。
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