TOP 異能の経営者【I know.】広津 崇亮氏 社長の理念やキャラクターに 「信頼」は集まってくる。

2019/06/06

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第3回

社長の理念やキャラクターに 「信頼」は集まってくる。

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  • 株式会社HIROTSUバイオサイエンス 代表取締役 CEO 博士(理学) 広津 崇亮氏

 

線虫を利用したがん検査『N-NOSE』の実用化に向けて研究・開発を進める株式会社HIROTSUバイオサイエンスの代表、広津崇亮氏。がん検査に効果的だという線虫の研究を事業にしていったものの、はじめは失敗を余儀なくされてしまったという。どのような失敗をしてどう立て直し、どのような組織づくりをしていったのか。話を聞いていった──。

 

■“がんの匂いをかぎ分ける”とはどういうことか

――がんの匂いに線虫が反応するということですが、具体的にどういった反応をするんですか?

 

寒天培地の片側に匂いを置くというやり方をします。それで真ん中に線虫を置いておくと、好きだったら匂いの元に寄っていきます。嫌いだったら反対側に逃げます。それで、どれだけの割合の線虫が寄ったとか逃げたとかいうのを数えて、計算をすれば分かるのです。

 

 

――なるほど、匂いの好き嫌いで動くんですね。線虫の大きさはどのくらいですか?

 

1ミリですね。目で見ようと思ったら見ることができます。

 

 

――その...

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プロフィール

  • 広津 崇亮氏

    株式会社HIROTSUバイオサイエンス 代表取締役 CEO 博士(理学)

    1995年、東京大学理学部生物学科卒業。1997年、東京大学大学院理学系研究科生物化学専攻 修士課程修了後、サントリー株式会社に入社。商品開発部に配属され充実した社会人生活を送るも、研究をやり残したという想いが心に残り、翌年会社を退職し学問の世界へ戻る。東京大学大学院博士課程在学中の2000年3月、線虫の匂いに対する嗜好性を解析した論文が英科学誌「Nature」に掲載され、その後も線虫に関する研究の実績が各方面より注目を集める。2013年より線虫ががんの匂いを嗅ぎ分けられるかについての研究を開始、そこで得た手ごたえを社会に還元するため2016年に起業。線虫を用いることで簡便・安価・高精度・早期発見を可能にした がんの1次スクリーニング検査を「N-NOSE」 と名付け、現在は協力会社と連携を図りながら間近に迫る国内実用化(2020年1月予定)に向け邁進している。