TOP イマ、ココ、注目社長! 初めてでもできる「テーマ投資」でワクワクを提供する。【前編】

2019/05/15

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第25回

初めてでもできる「テーマ投資」でワクワクを提供する。【前編】

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  • 株式会社FOLIO 代表取締役 甲斐 真一郎氏

株式会社FOLIO(2015年創業)は、「投資に関心はあるけれども敷居の高さや不安を感じている」という人たちに向けて、主に二つのサービスを提供しているFinTech企業です。

 

一つは、初めての人が興味を持って少額から始められる「テーマ投資」、もう一つは、ロボアドバイザーが最適なプランを提案し運用してくる「おまかせ投資」。2018年にはLINE Financial株式会社とも協業を開始するなど、若い人の投資への間口を広げている、今注目の会社です。

 

創業者の甲斐真一郎 代表取締役CEOは、京都大学在学中にプロボクサーとなり、卒業後は外資系金融機関でトレーダーを務め、自分で証券会社をつくってしまったという異色の経歴の持ち主。「社会を変えるほどのインパクトをつくりたい」と語る甲斐さんに話をうかがいました。

FinTechの可能性に賭けて証券会社を設立。

ーーまずは起業のきっかけなどからお願いします。

 

甲斐 僕は10年ほど外資系証券・投資銀行という業態の中でトレーダーとして働いてきました。その過程で、リーマンショックなどのいくつかの金融危機を経て、数多くの貴重な経験をすることができました。ただ、世界のマクロ環境が変わっていく中で、入社した頃に期待していた急速な成長というものを感じることができなくなってきていたんです。業界に対してある種の閉塞感を感じ始めていたと言いますか。

 

その一方で、外に目を向けてみると、当時2014年12月に、『レンディング・クラブ』というFinTech(金融×IT)の会社が約6000億円で上場し、すぐに時価総額1兆円を超えたというレポートを読んだんです。当時、日本では「FinTech」という言葉は知る人ぞ知るというところでしたが、アメリカではそれが一つのブームになりつつあることを肌で感じて、外の世界にはこんなに面白くて新しい動きがあるのか、と思いました。

 

自分の中で確実にワクワクしているのを感じたんです。自分自身のモチベーションはこれからどんどん伸びていく産業の中に身を置くことで培われていくのだと思いました。そのときにFinTechという産業に関して僕が感じる期待値と、既存産業に対する期待値がどこかで交差したのです。そこからは展開が速かった。僕には起業経験もなかったし、口下手だし、財務三表も辛うじて理解できる程度でしたが、居ても立ってもいられなくなって起業を決意しました。

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プロフィール

  • 甲斐 真一郎氏

    株式会社FOLIO 代表取締役

    京都大学在学中、1年半ほどプロボクサーとして活動。 2006年にゴールドマン・サックス証券に入社し、日本国債・金利デリバティブトレーディングに従事。 2010年、バークレイズ証券同部署に転籍し、アルゴリズム・金利オプショントレーディングの責任者を兼任。 2015年11月にバークレイズ証券を退職し、12月に株式会社FOLIOを創業。