2019/03/25
1/2ページ
私が経営者になった日
第12回
【ホッピー 石渡氏】見る世界が変わる、見えるものが変わる。(2/5)
- 経営
- キャリア
- 経営者インタビュー
- 石渡 美奈氏 ホッピービバレッジ株式会社 代表取締役社長
【vol.2】見る世界が変わる、見えるものが変わる。
●代表権のない役員は社員と一緒
副社長時代に、社長になったら「見る世界が変わる。見えるものが変わる」と言われていた石渡さんだったが、正直「そんなものだろうか?」と思っていた。
「ところが、社長になったら本当に見えるものが全然違ったんですよ。『代表権があるかないかというのは、こんなにも違うのか』と思いました。それまでが代表取締役副社長だったら別かもしれませんが、代表権のない役員は社員と一緒だったのだと思いました。」
社長なのか経営者なのかを超えて、代表権があるかないかということで、石渡さんは、その責任の重さを感じることになっていく。
「例えば、副社長時代に経営計画も作らせてもらっていたので、銀行との具体的な交渉も、副社長の私が前線に立ってずっとやっていました。でも、社長を拝命した直後に『これから何かあったときに、ダイレクトに連絡がとれるように携帯番号を交換しましょう』と、とある銀行の法人部の部長から初めて言われました。また、お客様のところに伺うのは、代表取締役社長になったあとも、それまでの副社長時代と変わらないわけです。ところが、その行為は何ら変わらないのに、“あの人、ホッピーの社長だよね。この店は社長が来る店で、つまりメーカーに認められた店なんだね”という評価になっていくわけです。」
こちらは会員限定記事です。
無料会員登録をしていただくと続きをお読みいただけます。