2019/01/17
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2030年に向かえ! リーダーのためのキャリアメイク戦略
第3回
リーダーのリスク「“小企業病”の5タイプ」
- 転職
- キャリア
- 井上 和幸 株式会社 経営者JP 代表取締役社長・CEO
【この記事でわかること】
◎あなたが「小企業病」に陥っているかどうか
◎「ティール組織」など流行りのコンセプトに安易に飛びつくことの危険性
今回は、リーダーが陥りやすいリスク――大企業病ならぬ、「小企業病」を取り上げたいと思います。
これは、私が経営者JPを創った頃に、ある雑誌の依頼を受けて「マネジメントの方々自らが組織に害を及ぼしているケース」について考察し、類型化したものです。学術統計的にきちんとしたものではないのですが、私たちなりの情報でまとめてみると、こうした5つのタイプに分かれました。
皆さんの会社にもこういう人はいませんか?
- 目先没頭型
このタイプの人は、短期志向でその場しのぎ、個への依存が特徴です。
- 振り回し型
私も創業経営者ですが、創業者や起業家にこのタイプが多いと言われます。実態を無視して、思いつきで「あれやれ、これやれ」と指示を出す。説得力がないまま押しつけるのが特徴です。
- 振り回され型
ここではマネジメント以上の方を想定していますが、明確な方針がなく、優柔不断で、放任主義の人。こういう人も皆さんの身近にいらっしゃると思います。
トップとして方向付けをすべきなんですが、幹部が「こっちへ行きましょう」と言うと、「そうだな」と。しかし、別の幹部が「あっちへ行きましょう」と言うと、「そうだなあ」とブレてしまうタイプです。
- 他者不信型
このタイプは、過剰な管理、口出しの多さ、権限抱え込みが特徴です。マイクロマネジメントのイメージです。どうしても自分で決めなければ心配で抱え込んでしまいます。
- リスク回避型
「リスク回避」としましたが、簡単に言うと、「なあなあ」のマネジメントです。いいときはいいんですが、問題があっても放置してしまうのです。ダイナミックに対処しなければいけないときにしない。「いいんじゃない? このままで」という対応をするタイプです。
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