2018/07/26
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ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術
第1回
理不尽が多い人ほど、うまくいく
- キャリア
- ビジネススキル
- 中谷 彰宏氏 作家
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■笑って追い越されることで、自信がつく
一流のリーダーは、理不尽に強い人です。 そのチームで、最も理不尽に強い人が、リーダーになります。 リーダーは、スタッフと付き合うのでもなく、お客さまと付き合うのでもなく、お金と付き合うのでもありません。 リーダーは、理不尽と付き合っているのです。 リーダーをしながら、理不尽だとキレているようでは、リーダーは務まりません。 「理不尽だ」と言って騒いでいる人は、ひと言でいうと、 「ラーメン屋さんで順番を抜かされた」と怒っている人です。
いい大人が「損をした」と騒ぐのは、みっともないことは分かっています。理不尽と言うと、何となく筋道が通っているように思えます。それは、「損をしたこと」を「理不尽」と言い変えているにすぎません。実は「ラーメン屋さんで順番を追い越された」と怒っているだけなのです。まずは、そこに気付くことが大切です。
そこで「お先にどうぞ」と思えるようになると、理不尽に対して強くなります。理不尽をもとにメンタル力が強化されるのです。理不尽は、人間のキャパと器が大きくなるトレーニングです。
全ての人が理不尽を感じています。それを乗り越えることができるかできないかで分かれるのです。「お先に、どうぞ」と言いましょう。