2024/05/10
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スペシャルコラムドラッカー再論
第412回
事業の定義は、気がつけば常に時代遅れとなっている。
- イノベーション
- エグゼクティブ
- マーケティング
- マネジメント
- 井上 和幸 株式会社 経営者JP 代表取締役社長・CEO
「マネジメントの手法がこれほど次々と現れたのは、1940年代末から50年代初めにかけてのころ以来である。ダウンサイジング、アウトソーシング、TQC、経済的付加価値分析(EVA)、ベンチマーキング、リエンジニアリングなどである。それぞれが有効である。ただし、アウトソーシングとリエンジニアリング以外は、全て方法に関わる手法である「何を」ではなく、「いかに」行うかについての手法である。」(『チェンジ・リーダーの条件』、2000年)
ドラッカーはこう述べた上で、ところがマネジメント、特にこれまで順調だった大企業のマネジメントにとっては、これからは「何を」行うかが問題となる。当時も順風満帆に見えた大企業が突然、危機に直面し、低迷し、挫折するということが群発していた。アメリカだけの話ではない。日本、ドイツ、フランス、イタリア、オランダ、スウェーデンでも耳にするとドラッカーは言及していた。
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