TOP ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術 仕事のパフォーマンスがあがる「最強の座り方」

2019/07/18

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ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術

第39回

仕事のパフォーマンスがあがる「最強の座り方」

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  • ビジネススキル
 

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現代人は1日の約60%を座って過ごすとされ、なかでも日本人は座り時間が世界トップクラスというデータもある。座り方を変えるだけで仕事の効率もよくなるという。

こんにちは。大正時代からつづく「仲野整體(せいたい)」の四代目、東京青山で院長を務める仲野孝明(なかの たかあき)です。   みなさんは座りながら、デスクワークをしていますか?   もし、最近なんだか不調だ……と感じているなら、マッサージではなく、運動でもなく、まずはその「座り方」を変える必要があります。   なぜならビジネスパーソンの大半が一日の多くを仕事に費やし、デスクに座っている時間が長いからです。

現代人は1日の約60%を座って過ごすとされ、なかでも日本人は座り時間が世界トップクラスというデータもあります。

 

その長い時間を正しい姿勢で座れていれば、何も問題はありません。しかし私の経験上、正しく座れているなあと感心する人は、100人に1人くらいです。

 

つまり大多数の人が、悪い姿勢のまま多くの時間を過ごしているのです。そんな状態で筋トレやランニングをしても、残念ながら効果は薄く、けがをする恐れがあるくらいです。

 

◆座り方しだいで仕事の効率は上がる

仕事のパフォーマンスが上がり、しかも疲れない「最強の座り方」を伝授しましょう。ポイントは3つです。

 

1、目線の中心にモニターを合わせる

 

モニターが低く、目線が下がっている人がほとんど。この状態が続くと、どんどん猫背になっていきます。猫背は全ての不調の元凶といっても過言ではありません。
猫背はNG
この姿勢から脱するために、まずはモニターの高さを上げモニターの高さを上げましょう。そのためには、専用の底上げの台、分厚い本を数冊重ねる、思い切って外付けアームを取り付けるのが手です。

 

これなら姿勢が正しい位置におさまりやすくなります。少し手間はかかりますが、効果絶大なのでぜひ試してみてください。
モニターの高さを上げる
 

2、キーボードを手前に置く

 

書類や資料を手前に置き、キーボードをデスクの奥のほうに置いていませんか? これでは前かがみになり、胸がどんどん内側に閉じてしまいます。キーボードはできるだけ手前に置いて、常に胸を開くように意識しましょう。ひじが90度になるのがポイントです。
胸を開いて坐骨を立てる
 

3、坐骨を立てる

 

坐骨とは骨盤のいちばん下にある2つの骨で、座ったときにお尻の下に手を入れるとゴリゴリと触れる部分。ここがちゃんと立つように座ります。

 

坐骨が寝た状態で座るのはNG。全身の疲労、不調につながり、仕事のパフォーマンスが下がります。

 

プロフィール

  • 仲野 孝明氏

    仲野 孝明氏

    姿勢治療家R/仲野整體東京青山院長/柔道整復師

    1973年三重県生まれ。
    大正15年創業、のべ180万人以上の患者数と、合わせて3度の褒章受賞・綬章受勲を誇る仲野整體の4代目。
    自身もこれまで0歳から108歳まで、のべ18万人以上の患者を治療する。
    2008年仲野整體東京青山を開院。
    “人間本来の正しい体の使い方”から治療することで、全く運動をしてこなかった女性が、3カ月後にフルマラソンを完走するなど、人生が変わる患者が続出。現在国内外から多くの人が訪れ、予約のとれない治療院となっている。

    治療の経験を自身のスポーツにも応用し、鉄人レース完走や世界一過酷といわれるサハラ砂漠マラソン250キロ完走など、姿勢の可能性を探究。モットーは「姿勢が変わると、人生が変わる」で、姿勢から生産性を高める、健康経営法人向けセミナーやラジオ番組など啓蒙活動も話題となり、メディアでも多数紹介され注目されている。

    著書に『一生「疲れない」姿勢のつくり方』(実業之日本社)、『長く健康でいたければ、「背伸び」をしなさい』(サンマーク出版)などがある。

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