2019/07/02
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なぜ、優れたビジョンを持つ企業は成長し続けるのか
第3回
国と日本企業は「次のビジョン」を打ちだせるか?(3/4)
- スペシャル対談
- 経営者インタビュー
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「経営者を語る」――。今回は、ブランド戦略コンサルタントでありクリエイティブディレクターでもある、江上隆夫氏(株式会社ディープビジョン研究所代表取締役)をゲストにお迎えします。
今回は、「最高のビジョンづくりと経営者」をテーマに、経営者JP代表・井上和幸と語り合っていただきました。全4回でお届けします。
井上 江上さんの『THE VISION あの企業が世界で急成長を遂げる理由』(朝日新聞出版)の中に、20世紀最高のビジョンが紹介されています。マーティン・ルーサー・キング牧師の演説の一節ですが、「私には夢がある。それは、いつの日か、ジョージア州の赤土の丘で、かつての奴隷の息子たちとかつての奴隷所有者の息子たちが、兄弟として同じテーブルにつくという夢である」という言葉です。私もこれは素晴らしいと思います。
グローバルで見たときには素晴らしいビジョンを掲げる企業が多くあります。本では、AmazonやPatagonia、Google、Appleなどについて言及されていましたが。
江上 そうですね。Appleには実際にそういった文言はないんですが、スティーブ・ジョブズの存在がビジョンそのものだったと思います。彼のことを覚えている人が大多数いる場合は、なくてもやっていけるのでしょうが、50年経ったらわからないですよね。ひょっとしたら30年でAppleは何かつくらないとダメかもしれないし、申し訳ないけれど、30年持つかどうかはまた別の話かもしれない。
井上 Appleも、プロダクト的に今後どうなるかは、ちょっとわからないところですね。
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