2018/12/28

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経営者・リーダーのための「マインドフルネス・禅」実践塾・第1期開催レポート

第7回

禅的経営について考える

  • マインドフルネス・禅
  • 組織
  • 経営
経営者・リーダーのための「マインドフルネス・禅」実践塾・第1期
2018年12月22日(土)に実施したプログラムのご紹介をさせて頂きます。


各回テーマを変えながら開催しておりますので、いつでもご参加頂けます。

ご興味をお持ちの方はこちらから詳細をご確認ください。>>詳細はこちら
Ⅰ.2018年を振り返る
今回は2018年最後の実践塾となります。週末の静かな時間を活用して2018年をご自身の3大ニュースをピックアップしていただきながら振り返っていただきます。経営スタイルについて、プライベートと皆さま共有いただきながら新年に向けて一呼吸、を行います。

 

 

Ⅱ.坐禅
少し雨が降っていたこの日は、ほのかな光を感じる中の坐禅を数息観・随息観を自分を傍観することの大切さとともに学び、実践します。
数を数えながら気持ちを落ち着かせ、吐くことを意識し自然と空気を取り入れる形で全身に空気を巡らせます。全員が坐禅に(いまここに)集中することで、会場の一体感を感じながら、時折、警策の音に身を引き締めながら行います。

※ダライラマによると、坐禅を50時間行うと心身に変化が出てくるそうです。また、12月8日はブッダが悟りを開いた日として、修行僧は3日~1週間ほど集中坐禅を行います。

 

 

Ⅲ.マンダラシートから禅的経営を考える
マンダラシートを用いて、禅的経営について360度あらゆる方向から考えます。禅的経営とは何なのか。島津氏は、「救済」「一体感」「想像」「社会的調和」「あるべき姿」「幸福額」…など。受講者でイメージを共有し、自分はそれを実践できているか、島津氏の問いも交えながら、新たな視点を取り入れます。
Ⅳ.禅的経営の4ステップ
4ステップを振り返ります。繰り返し学ぶこと、が体得にもつながり、無意識での実践に繋がると島津氏はいいます。

1.自分を観察する→自分を調えるということにもつながる
2.相手を観察する
3.一体一如になる
4.全機現させる

 

 

Ⅴ.スティーブ・ジョブズ氏の名言と禅
アップルの創業者スティーブ・ジョブズ氏の生き方は、禅道そのものとも言われています。彼の名言は全て、禅語に紐づいており、今回は10の名言について解説を。

 

(一部紹介)
1.成功する起業家と敗北する起業家の分岐点は、我慢することができるかどうかだ
禅語:忍辱(にんにく)。
忍辱とは、此岸にありながら、彼岸の境地に至るための六つの修行といわれる六波羅蜜(ろくはらみつ)のひとつ。六波羅蜜は、①布施 ②持戒 ③忍辱 ④精進 ⑤禅定 ⑥智慧から成っている。

 

2.自分がものさしにならなければならない
禅語:主人公。
全員の中にある、本当の自分。それぞれが本当の意味での主人公でいることが大切である。随処作主。どんなところでも主人公であれ。講師である島津氏自身、禅語の中で特に大切にしている言葉だと言います。

 

3.何かを捨てないと前に進めない
禅語:放下著。
捨てる。引き算の経営を実践するということ。2018年から2019年、新たなものを手に入れるために、捨てる、断捨離、この時期、モノだけではなく、思考の整理などもまさに放下著に通じるのではないでしょうか。

 

など

 

 

Ⅵ.島津流禅的経営17か条
島津氏が実践している禅的経営17か条をこちらも禅語とともに紹介。

 

(一部紹介)
1.日々の充実を図りながらも、社員の仏心両面の幸福を追求している
禅語:修証一等
修は修行、証は悟り、修業とゴールは等しく、楽しく仕事をできてこそ、勝つことができる。

 

2.人材育成、次世代のリーダー育成投資を怠らない
禅語:自未得度先渡他
自分が得度しなくても先に他の人を得度させるのもひとつである。サーバントリーダーシップに通じるものもある。

 

3.好き嫌いを排除した公正な評価制度、もしくは意見交換がある
禅語:悟りあれば好悪なし
バイアスを取り払って相手を見ることが大切だ。

 

など

 

禅的経営のススメ〜パラダイム転換〜とともに解説。

 

 

Ⅶ.禅的(全員)経営 究極の8ステップ
①観察→鳥の眼、魚の眼、虫の眼を意識
②傾聴
③自己開示
④信頼→マルチトップ型がうまれる
⑤実行
⑥共感
⑦調和
⑧感謝


各回テーマを変えての講座となるため、随時ご参加頂けます。

2019年以降の講座概要とスケジュールはこちらをご覧ください。

経営者・リーダーのための「マインドフルネス・禅」実践塾・第1期 後期追加募集受付中!







 


<講師プロフィール>
島津清彦(しまづ・きよひこ)
株式会社シマーズ 代表取締役

 

禅の心“で人・組織を強くする「ZENマインドプロデューサー」

元スターツピタットハウス代表取締役。元ソニー不動産取締役。
東日本大震災での被災を機に上場企業の社長というキャリアを捨て、2012年、経営コンサルタントとして独立起業。その後、多くの世界一流リーダーが禅に辿り着くことを知り、自らも出家得度し仏門入り。経営者と禅僧という二つの顔をもちながら、現在は官公庁、大手企業を中心に禅を活かした経営・組織開発コンサルティングやリーダーシップ研修、講演、坐禅指導等を行う。NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』BSジャパン『日経プラス10』日経ビジネス、日経アソシエ、朝日新聞、毎日新聞、AERA、日刊ゲンダイ、夕刊フジなどメディアにも多数取材出演。著書に『仕事に活きる禅の言葉(サンマーク出版)』『翌日の仕事に差がつく おやすみ前の5分禅(天夢人)』がある。一人一人が自分の夢や使命に気づき、充実したキャリアやライフを送れるようサポートすることが使命。
座右の銘は一日一生。