2018/06/26
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シニア世代のキャリア、転職、その現実
第2回
社員を成長させるために「人事制度のダイエットを」。(2/5)
- キャリア
- スペシャル対談
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「経営者を語る。」――今回は、人事・戦略コンサルタントの松本利明氏(HRストラテジー代表)をゲストにお迎えします。
今回の対談では、「今、シニア世代の雇用とキャリアに何が起きているのか?」、「オリジナリティある強いスキルのつくり方」、「実は違った人事の定説」などをテーマに、経営者JP代表・井上和幸と語り合っていただきました。全5回でお届けします。
井上 前回は、若手ならいざ知らず、40代・50代の人で、それなりのポジションを経てきている人たちでも、自分の仕事のテーマや展望について何も考えずに来てしまっている人が多いことや、転職の際の「面接」を勘違いしていて、自分の提供できる価値を明確に示せない人が多い――という話でした。
松本 アラフィフからでも成功する人の特徴は、転職しなくても、社外の人たちとMBAを取りに行ったり、異業種の中の優秀な方々が集まる所で勉強会をやったり、視察に行ったり、プロジェクトをやったりと、社外で実力を測る機会をつくっていることです。そういう場に行き、他人と比べることで、自分自身の価値が客観的にわかりますから、そこで実力をちゃんと磨いているんですね。一方50歳で困る人は、内部しか知らないんです。実際、辞めてから取引先などに行ってみると、1回は会ってくれるけれど2回目から会ってくれなくなったり。そんなことが続くと、一気に自分自身の人格否定をするくらいまで落ち込んでしまう人もいます。
井上 構造的に言えば、新規事業に関わったことがあるとか、何か大きなギアチェンジをしなければいけないところに関わり、そこにやりがいを感じてきた人などは、4、50代になってからも違いますよね。
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