2024/03/21
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ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術
第184回
デジタル時代の思考法と自己成長のセルフチェック
- キャリア
- ビジネススキル
- 石戸 亮氏 小林製薬株式会社 執行役員 CDOユニット ユニット長
デジタル時代における成長のセルフチェック
「デジタル」と聞くと、何か早くできる、多くができるなどデジタルの良さを想像する人が多くいます。また何か一足飛びにできると思う人も多くいるでしょう。どの時代でもコツコツと日々の習慣と行動の点と点が線でつながり、日々の連続(継続)が非連続となり、セレンディピティ(偶然現れる幸運)を起こします。それは偶然の必然とも言えると思っています。インターネットが普及したこの20年間でインターネットを活用した起業家や優秀なビジネスパーソンと会ってきました。もちろんインターネットを中心とした事業ではない優秀な人にも出会ってきました。そのような皆さんの日々の行動をチェックリストにして、自分でもたまに見て、自己成長を促すようにしています。またメンバーの育成にも役立ちます。 自己成長やメンバーの育成にも役立つチェックリスト。 毎日、毎月全てが完璧にできるのは難しいでしょうが、セルフチェック、自己成長をする仕掛けを自分で作るということが重要です。利息の計算方法の1つで複利計算があります。ビジネスパーソンの成長も複利計算ではないでしょうか。
今の自分の能力を100力とした場合に、毎日コツコツ行動し、成長率を0.1%とすると、1年後には144力となり、5年後は619力、10年後には3840力になります。私はこういった習慣を10年くらい続けてきたので、おそらく3800倍くらいになっている計算になります。流石に3800倍になったかは分かりませんが、過去を振り返ると日々の習慣と行動が今の自分だと感じています。私は怠け者なので、継続をするというのは苦手なのですが、ある一定を超えるとフロー状態になるという体験をしているので、継続の先にフロー状態が待っていると思うと今の継続も苦ではなくなります。
明日からでもできることばかりです。私も引き続き複利計算で成長していきたいと思っています。
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■書籍情報
CDO思考 日本企業に革命を起こす行動と習慣 単行本(ソフトカバー)
著者: 石戸 亮
出版社:ダイヤモンド社
価格:1,650円 ※この記事は、アイティメディア株式会社の許諾を得て
「ITmediaエグゼクティブ『ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術』」
の連載から転載したものです。無断転載を禁じます。
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