TOP いま注目の経営者が語る【2024年業界予測】 政府の「スタートアップ育成5か年計画」もあり、スタートアップへの資金流入が加速【2024年業界予測】vol.2

2024/01/30

1/1ページ

いま注目の経営者が語る【2024年業界予測】

第2回

政府の「スタートアップ育成5か年計画」もあり、スタートアップへの資金流入が加速【2024年業界予測】vol.2

  • 編集部オリジナル

 

コロナ禍から本格的に脱しつつある中、ビジネスにおいて、業界ごとに今年はどのような変化があるでしょうか。KEIEISHA TERRACEでは、いま注目の経営者各位による、2024年の業界予測を発表。各業界のビジネスの潮流はどうなるのか、3回の連載に分けて伺ってまいります。

「変動」「荒波」の2024年といえるような変化がグローバル市場全体で起こる

サービス・インフラ:その他(グローバルソーシャルコマースプラットフォーム事業・グローバルマーケティングプラットフォーム事業)
株式会社NOVARCA 代表取締役社長CEO 濵野 智成氏

2024年は、韓国・台湾・インドネシアなどのアジア圏をはじめ、アメリカ、インド等の主要国で選挙が行われ、各国トップの入れ替わりをきっかけとしたグローバル市場全体での大きな変動が予測されます。
中国の景気は減速の真っ只中にあり、決して安定とはいえない情勢である一方で、ASEAN全域で見ると大きな伸び代を持つ成長市場も多数存在します。
今年はまさに「変動」「荒波」の2024年といえるような変化がグローバル市場全体で起こることが確実といえます。
各市場の特徴、変化を見極め波に乗り、「荒波」を「追波」に変えていく波の目利きと読みが重要になる年になるでしょう。

 

――その中で濵野さんおよび自社で取り組まれていくことや成し遂げていきたいことを教えてください。

 

日本企業が世界で戦うための確固たるプラットフォームの創造・構築に引き続き邁進したいと強く感じています。
そのために、まだ見ぬ志を同じくする強力な仲間を集めることと、相乗効果を産み事業成長の渦を巻き起こすようなチームづくりをより一層強化していきます。

サービス・インフラ:その他(主に医師会員サイトの運営他)
メドピア株式会社 代表取締役社長 CEO (医師・医学博士) 石見 陽氏

一番大きな動きとしては、6年に一度の医療、介護、障害福祉サービスのトリプル同時改定となることが挙げられます。医療と介護双方に大きな変革を促す転機でもあるため、医療・介護従事者の人材確保、賃上げなどの勤務環境の改善、タスクシフト、チーム医療の推進、医療DXの推進等を盛り込んだ改定が予想されます。また、本年は同時に医師の働き方改革元年でもあり、医師の長時間労働の是正が予定されており、勤務医の時間外労働時間の上限が設定されます。2024年4月の実施に向けて、医療機関の準備は進行しており、医師の確保競争、仕事の質の向上、こちらにおいてもタスクシフトの必要性が認識されています。

 

――その中で石見さんおよび自社で取り組まれていくことや成し遂げていきたいことを教えてください。

 

医師のプラットフォームを事業の中心に据える当社グループは、医師の勤務時間をより効率的なものとするため、医師向けの情報提供の更なる効率化(リアルデジタル)に向けて更なるサービス・提案活動の拡充を図っています。また、タスクシフト支援の方向性として病院・診療所・薬局のDXにも注力していく予定です。

サービス・インフラ:医療・福祉
株式会社iCARE 代表取締役CEO 山田 洋太氏

健康経営や人的資本の開示が大きく普及し、働くひとの健康を創ることがグローバルに加速する中で、労働者視点で積極的に健康投資をしている企業がその恩恵を享受していくでしょう。特に、これまで経営層が意識を向けていなかった高年齢労働者、障がい労働者、LGBTQ+労働者、外国人労働者、テレワーク労働者などの多様な価値観に透明性のある形で対応、対話、健康づくりをしていく必要があります。そのためにデータ活用が不可欠であり、具体的な健康施策の意思決定にデータ活用をしていくことが当たり前の時代になっていきます。結果、企業が働くひとの安全と衛生、健康増進、働きやすさ、働きがい、生きがいの5つを組織内で進めることが出来ます。

 

――その中で山田さんおよび自社で取り組まれていくことや成し遂げていきたいことを教えてください。

 

「働くひとの健康を世界中に創る」ことが当社のパーパスです。企業が働くひとの環境や仕組みを健康的に変えていく際に様々な問題に直面します。その問題に寄り添いながら、データを活用した健康経営や健康戦略を実現するために、プロダクトやサービスの品質や機能拡充を提供していきます。

医療
株式会社Medii 代表取締役医師 山田 裕揮氏

近年、希少疾患や難病など革新的なスペシャリティ医薬品が多く発売されてきており、2024年もさらなる市場拡大が見込まれます。医薬品市場は40兆円を超える医療予算の1/4を占める10兆円。特に、処方する医師に向けた疾患啓発は大きな市場を占め、医師側が生涯に一度診るか診ないかの疾患を如何に早期に診断し、最適に新薬も使いこなせるようにできるか、患者に最適な医療を届けるために今までなかった仕組みの構築が重要となってきます。

 

――その中で山田さんおよび自社で取り組まれていくことや成し遂げていきたいことを教えてください。

 

Mediiは、日本最大の医師向け専門医マッチングプラットフォームにより、専門医の知見の最大化に取り組んでいます。早期診断と最適治療を実現することで、製薬企業への医師向け疾患啓発プロジェクトを提供します。今まで光が当たらなかった希少疾患・難病の解決に貢献し、“誰も取り残さない医療を”実現することを目指します。

eスポーツ
ウェルプレイド・ライゼスト株式会社 代表取締役社長(CEO) 谷田 優也氏

Z〜α世代が時間を消費するネットコンテンツの中心になりつつあるのがゲーム配信やeスポーツのコンテンツです。いちストリーマーが1ヶ月の配信で3〜4億分視聴される時代になり、様々なジャンルで活躍するタレントがゲームイベントに出演するケースも当たり前になっています。競技シーンと並行して、eスポーツ選手とタレント・インフルエンサー・ストリーマーが共にコンテンツ共創する。コンテンツが生まれる瞬間に立ち会えたときに、その熱量を拡散したくなるファンの熱量が周りへの影響を生み出すことで多くの視聴者や多様な領域のファンを生み出していく流れは、今年以降もコンテンツの主流となると思います。

 

――その中で谷田さんおよび自社で取り組まれていくことや成し遂げていきたいことを教えてください。

 

2月1日にGLOEに商号変更しました。ゲームをきっかけに人と社会をHAPPYにする「GAMING LIFESTYLE Company」として、ゲームプレイヤーや普段ゲームをしない方に向けて、様々な課題を解決するために必要なサービス、プロダクト、ソリューションを提供してまいります。

政府の「スタートアップ育成5か年計画」もあり、スタートアップへの資金流入が加速

金融
Angel Bridge株式会社 代表取締役 河西 佑太郎氏

政府の「スタートアップ育成5か年計画」もあり、スタートアップへの資金流入が加速してきています。この流れが追い風となり数年前から優秀な起業家が増加しており、また、大手企業を辞めてスタートアップに転職する人達も増えてきています。2024年にはさらに流れが加速するでしょう。
アメリカの金利を背景に2023年は厳しかった市況も2024年の前半には好転し、IPOによるエグジット機会も増えてくると予測。ベンチャーキャピタルとして魅力的な投資先をいち早く見つけ、十分な資金を提供するとともに、成長に伴走すべく手厚いハンズオンサポートをします。これまでと同様ではあるものの、より一層積極的に活動をする年にします。

 

――その中で河西さんおよび自社で取り組まれていくことや成し遂げていきたいことを教えてください。

 

引き続き不動産、建設、物流、店舗型ビジネス等レガシー産業のDXに参入余地や成長ポテンシャルが多分にあると考え2024年も注目。本領域からメガベンチャーが生まれてくるとみます。
スタートアップは日本再興の切り札と思っており、世の中を変え巨大なイノベーションを起こす起業家のサポートを今後も行っていきたいです。

金融
ソニーベンチャーズ株式会社 会長 土川 元氏

我々は、グローバルにベンチャー企業を探索し、成長可能性が高そうな先に投資していくことを業として行っております。皆さま御存知のとおり、全般的に厳しいマーケットが続いております。その結果として、米国においてはrepricingが進んでおり、以前のバブル的高評価が是正され、その結果として投資機会も多数でてくるものと想像しております。また、インド等新興成長地域においても、引き続き投資機会があるものと考えております。日本においては、まだベンチャービジネスの規模がGDP比で相当小さく、十分に伸びしろがあるものと考えております。

 

――その中で土川さんおよび自社で取り組まれていくことや成し遂げていきたいことを教えてください。

 

我々は、グローバルに投資体制を敷いており、経験豊富なインベスターを多数配置しております。またソニーグループとの協業を望むスタートアップも多数存在しますので、積極的に投資探索し、優良な投資機会を確保していきたいと思います。

 他の記事を読む

いま注目の経営者が語る【2024年業界予測】