TOP イマ、ココ、注目社長! 自主性や主体性を尊重し、透明でフラットな組織を作る。【前編】

2022/10/07

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イマ、ココ、注目社長!

第272回

自主性や主体性を尊重し、透明でフラットな組織を作る。【前編】

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全世界で約4,000万人に利用されているカレンダーシェアアプリ「TimeTree(タイムツリー)」。家族やカップルで予定を共有できる便利なサービスです。この「TimeTree」が生まれた背景には、情報があふれかえる現代において、1日24時間の重要性や時間の価値が高まっていることがありました。そして、本来、人は相手がいて予定を決めているのがほとんどなのに対し、多くのカレンダーツールが個人だけで予定を管理している不便さがありました。

 

サービスを生み出した株式会社TimeTreeは、コアタイムなしのフルフレックス制を導入するなど、働き方が自由なことでも注目を集めています。自由な働き方が続けられる理由は、自主性や主体性が育った組織だから。サービスが生まれた経緯や、自主性・主体性を生み出すための取り組みについて代表の深川泰斗(ふかがわ・やすと)氏に伺いました。

(聞き手/井上 和幸

 

「時間」への興味と会社員時代に感じたカレンダーアプリの楽しさ

──ヤフー(現Zホールディングス)に入社されたのはどういう理由だったのでしょうか。

 

深川 学生時代は、九州大学大学院比較社会文化学府で社会学・文化人類学を学び、修士号を取得しました。その後上京し、小さな広告代理店で3年ほど勤めてからヤフーに入社しました。
ヤフーを選んだのは、インターネットの仕事に関わりたいと思ったからです。いまはカレンダーシェアアプリ「TimeTree(タイムツリー)」を主要事業としていますが、当時からカレンダーのサービスが好きでした。
最初に勤務した広告代理店は5人くらいの小さな会社でしたが、「Yahoo!カレンダー」のIDパスワードを共有して、社員全員で社長のスケジュールを把握していました。「Yahoo!カレンダー」は特に便利だったので担当したいと思い、改善案を100個くらい書き出して面接に臨み、採用いただきました。

 

──もともとカレンダーがお好きだったのですね。深川さんがカレンダーに興味を持たれたのはなぜでしょう。

 

深川 効率化系のサービスが好きだったこともありますし、大学院が人文系の哲学関係で、「時間ってなんだろう」といったことをもんもんと考える性格だったことも影響していると思います。

 

──僕も哲学は好きです。「時間ってなんだろう」とか考えると面白いですよね。カレンダーへの興味は過去の研究や性格からだったのですね。その後、ヤフーに入社されて、「Yahoo!カレンダー」の担当をされたのですか?

 

深川 「Yahoo!カレンダー」を担当しましたが、それは...

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プロフィール

  • 深川 泰斗氏

    深川 泰斗氏

    株式会社TimeTree 代表取締役社長

    1977年生まれ。九州の大学院で社会学・文化人類学を学び、2006年にヤフー株式会社へ入社。ソーシャル・コミュニケーションサービスの企画を担当。2012年にヤフーからカカオジャパンへ出向後、2014年に株式会社JUBILEE WORKS(現 株式会社TimeTree)を共同設立。2015年3月にカレンダーシェアアプリ「TimeTree」をリリースし、2021年7月には日程調整サービス「Tocaly(トカリー)」をリリース。人事・広報の部署を管掌するとともに、現在もプロダクト企画や組織作りなどに広く携わっている。

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