TOP プロ経営者の条件 オプトに入社し調剤薬局を中心にさまざまな業界の「再定義」をする。(Vol.2)

2022/08/29

1/1ページ

プロ経営者の条件

第19回

オプトに入社し調剤薬局を中心にさまざまな業界の「再定義」をする。(Vol.2)

  • 経営者インタビュー
  • プロ経営者の条件
  • 経営
  • キャリア

 

現役一流経営者の記事が読める!60秒で簡単メンバー登録はこちら  >

 

 

経営のプロフェッショナルとして経営にあたるプロ経営者。過去のキャリアの中で養われた彼らの資質、思考、マネジメントスキルは、激変する現在の日本で多くの企業リーダーにとって貴重なヒントになる。プロ経営者のプロたるゆえんを、実際に活躍中のプロ経営者の話から解き明かしていく「プロ経営者の条件」。

 

今回は、株式会社リテイギ 代表取締役社長の松原 正和氏をゲストにお迎えした。松原氏は大学までバスケットボールに打ち込み、卒業後は電通国際情報サービスに入社。ディー・エヌ・エー、博報堂を経てヘルスケアスタートアップを仲間とともに創業。その後、2020年5月にオプトに入社して調剤薬局業界の変革に着手し、現在はさまざまな業界の「再定義」を手がけるリテイギのトップとして、デジタルホールディングスグループにおけるIX(Industrial Transformation®:産業変革)事業の牽引役も果たしている。松原氏に3回にわたってお話をうかがった。

(聞き手:井上和幸)

初診NGで断念したオンライン診療

井上 博報堂の後、今度は2015年にヘルスケアのスタートアップ企業に移られました。それはどういった経緯で?

 

松原 メディプラットという会社を現役の医師、エンジニアなどと共同で設立しました。人と人とのつながりでできた企業でした。博報堂をやめて次に何をしようかと考えていたときに、とある方にお声がけ頂き、オンライン診療を日本でも立ち上げたい、ということで、「一緒にやらないか」と誘いの声がかかったんです。ヘルスケアのこともよくわかっていなかったんですが、それを聞いて「やります!」と答えました。

 

井上 領域的なことよりも、その方たちとスタートアップをやることに興味があったわけですね。

 

松原 ちょうどそのころは、オンライン診療をやってもいいという事務連絡が関係各所に出回ったんです。日本で初めてのことだったと思います。それで「いよいよ解禁か!?」となって、我々も含めていろいろなスタートアップが参入の準備をしました。

リアルな拠点を持たなくても病院ができるようになる。同じ薬をもらうだけの慢性疾患患者、オンライン診療で翌日に薬を届ける仕組みをつくれば我々の顧客になるはずだ。これは最高だ。そう考えたんです。日本が変わるに違いないと思いました。

 

井上 わたしたちも当時そんな希望を持ちました。ところがふたを開ければなし崩しというか……。

 

松原 いちばん効いたのは「初診NG」という方向性でした。一つの規制緩和が起きると、次々に多くの...

こちらは会員限定記事です。
無料会員登録をしていただくと続きをお読みいただけます。

プロフィール

  • 松原 正和氏

    松原 正和氏

    株式会社リテイギ 代表取締役社長

    2007年、新卒で電通国際情報サービスに入社。その後、ディー・エヌ・エー、博報堂、ヘルスケアスタートアップの創業を経て、2020年5月オプトに入社。同年10月にRePharmacy社代表取締役社長、ファーマシフト社取締役副社長に就任。2022年4月にはリテイギ社代表取締役社長に就任し、デジタルホールディングスグループの産業課題を解決するIX(IndustrialTransformation:産業変革)事業の実行責任を担う。

    この登場者の記事一覧をみる