TOP イマ、ココ、注目社長! 硬直化した与信を柔軟にし、最適な金融サービスを届ける。【前編】

2022/07/22

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イマ、ココ、注目社長!

第247回

硬直化した与信を柔軟にし、最適な金融サービスを届ける。【前編】

  • 経営者インタビュー
  • 経営
  • 組織
  • 注目企業
  • Crezit Holdings株式会社 代表取締役CEO 矢部 寿明氏

 

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「個人の与信の課題を解決する」というテーマを掲げ、与信プラットフォーム「Credit as a Service」を展開するFinTechスタートアップ、Crezit。創業者の矢部寿明氏は、大学在学中から起業にチャレンジし、卒業後はGEとBASEというタイプの異なる企業でおのおの約1年間経験を積んで、独立後わずか1ヶ月で会社を設立しました。
貧困層への小口金融であるマイクロファイナンスへの関心をきっかけに、個人の可能性を開く柔軟な金融プラットフォームの構築を目指しています。そのスピーディーなキャリア展開と起業までの経緯、事業の構想や今後の展望について伺いました。

(聞き手/井上 和幸

 

学生時代に行ったルワンダで、起業に目覚める

――学生のころから、起業に関心をお持ちだったんですか?

 

矢部 はじめは、自分が起業するとは思っていませんでした。学生時代は途上国の開発に興味があって、現地の活動を経験したいとケニアやルワンダに行ったんです。ゆくゆくは、国連や世界銀行のような国際開発機関に入ろうと考えていました。ところが、実際にそこで働いている人たちに話を聞くと、当たり前だけど官職なので、官僚的な組織なんですよね。

 

――そうでしょうね。

 

矢部 国際開発機関のキャリアパスにもいろいろあるものの、エコノミストなら大学院に行ってph.D.を取って、短期の経験をいくつか積んでからオフィシャルなポジションを取りに行く、という感じです。実際にインパクトを出せるようになるまでには、かなり時間がかかることが分かりました。一方で、ルワンダにはスタートアップ企業がたくさんあった。それを見て、自分で事業を立ち上げたほうが早いと考えるようになりました。

 

――それで早速、起業にチャレンジしたと。

 

矢部 ルワンダで、求人ペーパーのプロジェクトを立ち上げました。ルワンダの人材と、日系を含む外国企業とのマッチングを考えたんですが、あまりうまくいかなくて。数ヶ月で諦めて帰国しました。日本でもいくつかチャレンジしましたが、挫折続きですっかり落ち込んだときに、縁あってGE(ゼネラル・エレクトリック・カンパニー)に入ることになったんです。

 

――ファイナンスのリーダー育成プログラムに採用されたそうですね。

 

矢部 職種別採用のFMP(Financial Magament Program)という部門で、専門的なトレーニングを経て幹部コースに進むものでした。

 

――GEグループのFP&AやC...

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プロフィール

  • 矢部 寿明氏

    Crezit Holdings株式会社 代表取締役CEO

    1993年生まれ。大学卒業後、GE(ゼネラル・エレクトリック・カンパニー)に入社。ファイナンスのリーダー育成プログラムであるFMPに所属し、北アジア3ヶ国のファイナンス業務などに従事。2018年3月より、BASEへ入社。子会社BASE BANKの立ち上げ、将来債権譲渡のスキームを活用した「YELL BANK」の企画・開発や融資事業の立ち上げなどを行なう。2019年2月退社し、Crezitを創業。慶應義塾大学卒。