TOP イマ、ココ、注目社長! フィールドに居続ければどこかにチャンスはある。 【前編】

2022/02/24

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イマ、ココ、注目社長!

第211回

フィールドに居続ければどこかにチャンスはある。 【前編】

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タノムの代表取締役・川野秀哉さんは、大学を卒業後、日本の食を海外に広めたいと考え、三井物産に入社。その後、レストランの企画運営を手がけるワイズテーブルコーポレーションに転職。さまざまな事業に関わった後、タノムを設立。食材流通に携わった経験などから、受発注SaaS「TANOMU」を着想しました。しかし、そこに至るまでの道のりは順調ではなかったそうです。川野さんに現在までと未来を伺いました。

(聞き手/井上 和幸

 

 

外食産業は人ありきのビジネスで、属人化しやすい

──大学を卒業する際、どのような仕事に就きたいと考えていらっしゃったのですか?

 

川野 大学での部活は体育会のヨット部に所属していました。その縁で、部の先輩が勤める企業をメインにOB訪問していました。企業訪問をするなか、初めて自己と向き合い、「自分はどういうことがしたいんだろう」と考えたとき、キーワードのひとつが「食」でした。

 

──なるほど。

 

川野 私はメーカーに勤めていた父の仕事の関係で、幼少期のほとんどはアメリカやヨーロッパなどの海外で生活していました。その頃、日本食は今のように世界で認知されていなかったので、「日本の食を海外に広めたい」と考えていました。ケンタッキーフライドチキンやマクドナルドなどが日本でライセンスビジネスを展開していますが、その逆で、日本の食のライセンスビジネスを海外に展開したいという想いがありました。

 

そのため商社に入社しました。すると、ライセンスビジネスがやりたいのなら、繊維がいいんじゃないかと、繊維部門の配属になりました。興味を持っている食品じゃなくて繊維という、ずっこけた新人時代を過ごしました(笑)。

 

──配属あるあるですね(笑)。その後、食品関係に異動されたのですか?

 

川野 しませんでした。ただ、いろんな経験をさせてもらいました。入社3年目くらいの頃、研修というかたちでニューヨークに配属され、カルチャーショックを受けました。日本で会社に勤めていると同じ職種の人としか出会いません。それが自分の世界だと思っていました。海外に行ったことで様々な価値観と出会い、「独立してみたい」「自分が実現したいことを追い求めてみたい」という想いが芽生えるようになりました。

 

──それで、ワイズテーブルコーポレーションに転職されるんですね。

 

川野 そうです。商社には5年くらい勤めました。

 

──ワイズテーブルを選ばれたのはどうしてですか?

 

川野 当...

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プロフィール

  • 川野 秀哉氏

    川野 秀哉氏

    株式会社タノム 代表取締役

    1975年生まれ。千葉県出身、慶應義塾大学卒業。 三井物産株式会社・米国三井物産を経て、レストランの企画運営を手がける株式会社ワイズテーブルコーポレーションに入社。中国・香港における現地法人の設立や海外初号店の立上げを担当したのち、当社を設立。 食材流通に携わった経験などから受発注SaaS「TANOMU」を着想。 現在は代表取締役として会社を牽引しつつ、「TANOMU」のプロダクト設計から顧客開拓まで、幅広くカバーしている。

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