TOP 私が経営者になった日 【ブックオフホールディングス株式会社 堀内社長】 どんなに崇高なプランも実行、実践が伴わなければ事を成し得ない。(Vol.2)

2022/01/11

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私が経営者になった日

第83回

【ブックオフホールディングス株式会社 堀内社長】 どんなに崇高なプランも実行、実践が伴わなければ事を成し得ない。(Vol.2)

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  • 経営者インタビュー
  • ブックオフグループホールディングス株式会社 代表取締役社長 ブックオフコーポレーション株式会社 代表取締役社長 堀内 康隆氏

 

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社長に任命された日=経営者になった日ではありません。経営者がご自身で「経営者」になったと感じたのは、どんな決断、あるいは経験をした時なのか。何に動かされ、自分が経営者であるという自覚や自信を持ったのでしょうか。

 

約70社のフランチャイズ加盟企業とともに、現在はグループ全体で国内外約800店舗を運営。本を中核としたリユース業界のリーディングカンパニー、ブックオフグループホールディングス株式会社ブックオフコーポレーション株式会社 代表取締役社長 堀内康隆氏に3回にわたってお話をうかがいました。

 

(第1回はこちら

組織図がなかったブックオフ。

転職して2社目のプロジェクトで出会ったブックオフ。それまで関わってきた会社とは全く異なっていた。

 

「まず組織図がなくて、お願いしたら内線番号表が出てきた。そこから結構な衝撃を覚えました。キーマンをまず決めて、この人から下ろそうという、これまでのプロジェクトとも勝手が違う。でも僕自身が、元々スマートに仕事をする器用なタイプではなかったので、だったら全部やっちゃえ、1回全部聞きますと。

 

最初はスコープを細かく区切らずに、全部聞いた上で優先順位づけをしていきました。これ、相性なのかもしれないんですけど、そのスタイルでやっていったことによって、プロジェクトに関わってくれたブックオフのメンバーもすごく話をしてくれたのです。

 

逆に言うと、縦割り組織ではなかったのが良かったんですよね。全員で同じ悩みを共有しているので、デスクの横に行って“この話、聞きたいんですけど”と言ったらその場で聞けるというのは自分のスタイルにも合っていたし、聞いた後のスコープ決めだったので、だったらこれ行きましょうというすり合わせはしやすかったです」

 

「手触り感」で転職を決めた。

ブックオフへの転職を決めたポイントのひとつに「手触り感」があった。

 

「心のどこかで、いつかは事業会社をと、ずっと思っていた気持ちがあり、ブックオフは、やっているビジネスが見えていましたし、店舗ビジネスというものがどういうふうに面白くて、どうチームが組成されるかを学生アルバイト時代で体感していることもありました。例えば、船を造りますみたいな巨大な企業とは違って、自分が役に立てるというふうに考えやすいというのは『手触り感』としてありましたね」

 

いつかは事業会社でと考えていた堀内氏、29歳と10カ月での転職だった。

 

「ブックオフの子会社ブックオフメディアを上場させていくために声をかけてもらいましたが、上場を実現するCFOに憧れていたので、次のキャリアにしたいとは感じていましたね。CFOであれば、ビジネ...

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プロフィール

  • 堀内 康隆氏

    ブックオフグループホールディングス株式会社 代表取締役社長 ブックオフコーポレーション株式会社 代表取締役社長

    1976年 東京都生まれ。 慶應義塾大学経済学部卒業。 1999年年4月に中央クーパース&ライブランドコンサルティング(当時)に入社。 2004年8月にトーマツコンサルティング(現デロイトトーマツコンサルティング合同会社)入社。 2006年3月にブックオフコーポレーション入社。 執行役員管理副本部長、経営企画部長などを経て、 2015年4月にブックオフオンラインの代表取締役社長に、 2016年1月にはブクログ代表取締役社長など歴任し、 2017年4月にブックオフコーポレーションの代表取締役社長に就任。 翌2018年10月、ブックオフグループホールディングス株式会社設立に伴い、 同社代表取締役社長に就任。