TOP 成功する経営者は皆、多読家。「TERRACEの本棚」 経営者に必要な「会計思考力」を楽しみながら鍛えられる!/ 『見るだけで「儲かるビジネスモデル」までわかる 決算書の比較図鑑』

2021/11/17

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成功する経営者は皆、多読家。「TERRACEの本棚」

第148回

経営者に必要な「会計思考力」を楽しみながら鍛えられる!/ 『見るだけで「儲かるビジネスモデル」までわかる 決算書の比較図鑑』

  • ビジネススキル
  • 組織
  • 経営
  • 日本実業出版社 第一編集部 角田 貴信氏

 

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成功する経営者は皆、多読家。成功している経営者が注目している、読んでいる書籍をご紹介してまいります。
今回は、『見るだけで「儲かるビジネスモデル」までわかる 決算書の比較図鑑』。本書の編集を手掛けられた、日本実業出版社の角田氏に見どころを伺いました。

 

名経営者なら必ず持っている「会計思考力」

京セラの稲盛和夫氏、ファーストリテイリングの柳井正氏、ソフトバンクの孫正義氏、日本電産の永守重信氏――。

 

名経営者は、損益計算書(P/L)だけではなく、貸借対照表(B/S)やキャッシュ・フロー計算書(CF計算書)といった決算書の数字から経営の実態を読み解き、次の戦略やビジネスモデルを考える「会計思考力」を持っています。
こうした会計思考力を持つ経営者と持たない経営者の差が、企業経営という戦場での優劣を大きく変えると、著者の矢部謙介氏は考えています。

 

どうすれば決算書を読み解く力が身につくのか?

決算書を読むことができれば経営に役立つことを多くの経営者が気づいているのに、なかなか読み解けるようにならないのはなぜでしょうか?
その理由の1つは「決算書を読む面白さ」がよくわからないからです。決算書を読む目的は、会社の本当の姿を浮かび上がらせることですが、定性的な情報だけではわからないことが会計の数字に基づいて定量的に把握できることは、本来とても「面白い」はずなのです。
決算書を読む面白さを感じるために必要なのは、「決算書を実際の会社のビジネスの実態と結びつけながら読む」ことです。会計の数字とビジネスの現実を突き合わせて見るからこそ、両者がそれぞれ別々にあるのではなく、互いに結びついていることがわかり、面白いと感じることができます。
したがって、架空のものではなく、実際に存在する会社の決算書の事例(ケース)を使って「会計思考力」を鍛えることが大切です。本書では、様々な業種に属する53社の事例企業の決算書を収録しているので、最後まで読んでもらえれば、53社の決算書を一気に楽しみながら読み解くことができます。

 

なぜ、決算書を「図解×比較」することが必要なのか?

決算書を読む力を高めるためには多くの決算書を読み込むことが有効なのですが、慣れないうちは1社1社の決算書を読み込むのに時間がかかってしまいます。そこで、決算書を図解すれば、ひと目で各社の収益構造を理解でき、その会社がどのようにして「儲かる仕組み」をつくり出しているのかがわかります。このコツさえつかんでおけば、様々な会社の決算書を直観的に速読できるようになります。
また、自社の次の戦略を策定するために決算書を分析するときには、自社の決算書を時系列に並べたり、同業の競合他社と自社の決算書と並べたりして比較することが効果的です。決算書を比較すると、自社の業績の要因、同業種の会社間で共通する特徴、戦略の違い、業績の明暗などがつかめるからです。
さらに、斬新なビジネスモデルを考えようとする場合、同業ではなく異業種の会社の決算書を通して、今まで知らなかったビジネスモデルの独自性や経営の実態を知ることも有効です。
本書では、各セクションで、同業種または異業種に属する複数の会社の決算書や、同一会社の年度別の決算書を、ひと目で比較できるように並べて掲載しているので、戦略の違い、業績の...

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プロフィール

  • 角田 貴信氏

    日本実業出版社 第一編集部

    担当書籍は、『武器としての会計思考力』『武器としての会計ファイナンス』『粉飾&黒字倒産を読む』『簿記がわかってしまう魔法の書』『「原価計算」しているのに、なぜ「儲け」が出ないのか?』『教養としての「所得税法」入門』『もしも世界に法律がなかったら』『超一流のクレーム対応』など、会計・法律関連書を担当することが多い。