TOP ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術 結果を出す人はスケジュールに予定ではなく「〇〇」を書く

2021/09/16

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ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術

第115回

結果を出す人はスケジュールに予定ではなく「〇〇」を書く

  • キャリア
  • ビジネススキル

モチベーションに頼ってはいけない

やろうと思ったけど、やる気が起きなかった。やる気さえあれば、きっとできたのに。

 

何かを実行したい、しなければならないとき、こんなふうに思う瞬間がありませんか? でもそれは大きな間違いです。

 

モチベーションをあげなればできないことは、長続きしません。やる気という存在は幻想です。「やる気が出ない」というのは、「やりたくない」「やらなくても問題ない」ことを言い換えているにすぎません。

 

やる気を出そうとすることよりも、やる気にかかわらず普通にできる習慣を増やすことのほうが、よほど大事です。最初は努力が必要ですが、モチベーションをあげて努力をするのは21日間。ここを乗り切れば習慣になります。僕のゴルフの練習も130日を超えてすでに習慣化しました。今ではモチベーションなど不要です。

 

習慣化するためには、とにかく可視化することです。

 

僕はスケジュールとは別に、毎日やることのリストを細かくExcelで作っています。朝であれば、歯を磨く、鼻うがいをする、鼻毛を切る、ひげをそる、シャワーを浴びるなど、全てです。わざわざ書かなくてもできる、などと油断をしてはいけません。細かいことほど、うっかり忘れますし、「今日くらい、いいか」とサボってしまうもの。

 

やっておけばよかった」ということはゼロにしなければなりません。だから習慣になるまで書き続けるのです。

スケジュールは人生を変える最強の武器

僕にとってスケジュールは、ただ予定を管理するためのものではありません。自分の未来の生き方を考えるためのツールです。

 

何のために仕事をするのか? 何のためにこの作業をしているのか? 何のために生きているのか? きっとあなたのさまざまな予定にも、目標や目的があるはずです。それを常に可視化して、意識するためにスケジュールを活用するのです。

 

未来を考えずに生きると人生はつまらないものになります。

 

僕は今、懸命にゴルフの練習をしていますが、スポーツもなんとなくやっているだけでは面白くありません。うまくなって勝つ、記録を伸ばすという未来を考えるから打ち込めるのです。

 

仕事もまったく同じだと思います。

 

あなたもぜひ、スケジュールを見直してみてください。「13時、定例会議」なんて書いてありませんか? 「この商談で1億円獲得する!」「この会議でやりたい企画を通す!」。そんなふうに未来志向で仕事をすると、無駄な時間がなくなります。その積み重ねが夢への一歩。スケジュールは夢をかなえるまでの階段です。 他の記事も読む。60秒で簡単無料登録!レギュラーメンバー登録はこちら >

 

 

■書籍情報

先延ばしと挫折をなくす計画術 無敵の法則 単行本(ソフトカバー) 
著者:野呂 エイシロウ
出版社:アスコム
価格:1,540円(税込)

 

この記事は、アイティメディア株式会社の許諾を得て
「ITmediaエグゼクティブ『ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術』」
の連載から転載したものです。無断転載を禁じます。

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プロフィール

  • 野呂エイシロウ氏

    野呂エイシロウ氏

    放送作家/PRコンサルタント/株式会社MIP 取締役

    1967年生まれのO型。幼少の頃から放送部に従事し、ラジオのハガキ職人として活躍。大学時代に学生シンクタンクに参加。学生マーケティングを行い、学生用クレジットカードや学生向け家電の企画・広報・宣伝従事し、いずれも大ヒット。 出版社を経て「天才たけしの元気が出るテレビ」で放送作家へ。「鉄腕DASH」「特命リサーチ200X」「奇跡体験アンビリバボー」などを構成。広告代理店からの仕事がきっかけで、戦略的PRコンサルタントに。本人曰く、放送作家もコンサルタントも、参謀という意味では、全く同じ。口癖は「視聴率をUPさせるのに比べれば、売上を上げるのは簡単」。

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