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2021/09/16

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ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術

第115回

結果を出す人はスケジュールに予定ではなく「〇〇」を書く

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スケジュールに追われて来る日も来る日も、あるスケジュールをこなすだけの人生。それでは成長しないし夢はかなわない。夢を現実化させ結果を出すにはどうしたらいいのか?

やるべきことを先延ばしにしてしまう

以前の僕は、スケジュールに追われていました。スケジュール表は単なる予定表でした。来る日も来る日も、あるスケジュールをこなすだけの人生でした。でも、それでは成長しないし夢はかないません。 夢を現実化させるのにはどうしたらいいのか? そんなことを研究するようになって10年ぐらいたつでしょうか。小学校や中学校では国語、算数、理科、社会は習いますが、「夢をかなえる」「幸せになる」という手法を習いません。だから自分で考えるようになったのです。 ノートに夢を書いたり、神社でお祈りをしたり。そんな試行錯誤をしても、やはり夢はかないません。

大学受験の時に僕は10校以上受けたのですが、ことごとくオチました。高いおさい銭を投げ、御札やお守りを買って祈ったのですが不合格でした。そこで痛感させられたのです。「夢を抱くだけではダメだ。行動が全てだ」。

 

現役でいい大学に入り、いい企業で出世する。そんな僕の夢は絶たれました。夢をかなえるには、力をつける必要性があることを高校3年生で目の当たりにするのです。

 

以来、「行動しよう」と決意したのですが、うまくいきませんでした。なぜなら、先延ばしにしてしまうからです。そしていつの間にか夢を忘れてしまうのです。日常生活をしていると、夢を忘れてしまうことが多々あります。仕事の目標、ダイエットの目標、人間関係のことなど、どんどん忘れてしまいます。そんなものです。

 

あなたはどうでしょうか?

行動が劇的に変わるスケジュールの書き方とは?行動が劇的に変わるスケジュールの書き方とは?

そこで僕は、スケジュールの書き方をこう変えました。単なる行動の予定ではなく、その予定を入れた目的を書くのです。

 

何のためにこの予定があるのか? なぜ実行するのか?

 

それを具体的にスケジュールに書くようにするだけで、実行力があがります。集中力があがります。行動の速度もあがります。

 

例えば、スケジュールにただ「会議」と書くのではなく、「1億円のプロジェクトを実現するための企画を通す」と書く。「接待」と書くのではなく、「〇〇を買ってもらうための食事をしながらのミーティング」と書く。

 

これらは全て、自分の夢や目標、やりたいことにつながっています。では企画を通すためには今から何をすべきなのか、商談を成功させるためにはどんな準備が必要なのか。そんなふうに考えていくと、どんどんスケジュールはやることで埋まっていき、夢や目標へ着々と向かっていくようになります。

 

仕事だけでなく、プライベートの細かな予定もきちんとスケジュール化して、目的を書いてみてください。僕は家族とご飯を食べに行くときにも、どんな話をしようか考えて書いておきます。スーパーに買い物に行くときも、大好きな桃を買う、などと書きます。

 

こうすることで、日々「当たり前」に思っているささいなことも、その行動の意味や価値が大きく変わってくるはずです。

 

もう一つ大事なのは、夢をメモしておくことです。僕には現在287個もの夢があり、毎日チェックしています。日常のあらゆるスケジュールと、287個の夢がつながっている。そのことを常に可視化しておくことが、夢の実現につながるのです。

プロフィール

  • 野呂エイシロウ氏

    野呂エイシロウ氏

    放送作家/PRコンサルタント/株式会社MIP 取締役

    1967年生まれのO型。幼少の頃から放送部に従事し、ラジオのハガキ職人として活躍。大学時代に学生シンクタンクに参加。学生マーケティングを行い、学生用クレジットカードや学生向け家電の企画・広報・宣伝従事し、いずれも大ヒット。 出版社を経て「天才たけしの元気が出るテレビ」で放送作家へ。「鉄腕DASH」「特命リサーチ200X」「奇跡体験アンビリバボー」などを構成。広告代理店からの仕事がきっかけで、戦略的PRコンサルタントに。本人曰く、放送作家もコンサルタントも、参謀という意味では、全く同じ。口癖は「視聴率をUPさせるのに比べれば、売上を上げるのは簡単」。

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