TOP KEIEISHA TERRACEセミナー  ナレッジライブラリー 【長村禎庸氏】ベンチャーで「成果を出す」マネジメントの極意(Vol.3)

2021/04/09

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第16回

【長村禎庸氏】ベンチャーで「成果を出す」マネジメントの極意(Vol.3)

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2021年2月9日、KEIEISHA TERRACE オンライントークライブが開催されました。今回は、【マネジメント力強化シリーズ】の第三弾。【ベンチャーで「成果を出す」マネジメントとは?】をテーマに、株式会社EVeM代表の長村禎庸氏と、弊社代表取締役CEO 井上和幸とで行われた対談の一部を、編集してお届けします。

ベンチャーマネジャー育成トレーニングを提供する長村さんは、「(カオスの中の)ベンチャーでマネジメントをすることは、人生・キャリアを切り開く武器を手に入れることに近い」と話されています。ベンチャーへの参画を考えている方や、ベンチャーでのマネジャー陣育成・活用のヒントが知りたい方は、ぜひご覧ください(全3回)。

井上 次のテーマは、「どういう人がベンチャー、あるいはベンチャー的な事業企業で活躍するか」です。

 

長村 マネジメントの技術は全部大事ですが、「メンバーを何よりも大事にする」というスタンスが欠けていると、そこには土台がなくなります。ですので、どれだけ技術が長けていても何にもならないんですね。ベンチャーに限らず、「マネジメントとはそもそも何なのか?」という根本を想像していただければわかると思いますが、実際に働いて、稼いできてくれるのは、マネジャーではなくメンバーの皆さんです。

もちろん、マネジャーもプレイングはしますが、基本的にはメンバーの皆さんが頑張っていろんな仕事をして稼いできてくれるんです。だから、マネジャーにとっては、メンバーは大事な「商品」であり、「その商品を大事にすること以外に、やることってありましたっけ?」という話なんですね。

 

井上 掛け算みたいなイメージでしょうね。土台がゼロだと、せっかく技術があっても実力が発揮されない。

 

長村 そうですね。1つポイントなのが、「メンバーを何よりも大事にする」ことは、別にメンバーのご機嫌を取ったほういいとか、言いなりになったほうがいいということとは違うということです。メンバーと意見が分かれたとしても、「違うよ。あなたは絶対にこちらを選んだ方がいい」といったように、相手の成功がどこにあるのか考え、本質的にコミットすることが大事ですね。

 

成果を出し続けるには「トップダウンとボトムアップ」を使い分ける。

井上 最近はなかなか1つの成功モデルだけで走れる時代でもないということで、マネジャーの方々も迷われることが昔に比べてもすごく多いのではないかという気もするのですが、長村さんはどう思われますか。

 

長村 「トップダウンとボトムアップ」の使い分けがカギなのではないかと思います。過去に似た経験があり、成果を出せる道筋が明確に見えているときは、...

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プロフィール

  • 長村 禎庸氏

    長村 禎庸氏

    株式会社EVeM CEO

    株式会社EVeM CEO。新卒でリクルート入社。ゼクシィの営業を担当。2009年にDeNAに入社。広告営業マネージャー、広告事業部長、株式会社AMoAd取締役、採用マネージャー、経営企画マネージャー、子会社監査役など、事業からコーポレートまであらゆる部門の経営、マネジメントに従事。2014年にはiemo株式会社、株式会社ぺロリの買収に伴うPMI責任者として両社とDeNAの統合を担当し、その後再び広告事業部長に就任。買収したサービスも含めDeNAグループ全サービスの広告マネタイズ責任者として広告ビジネスを拡大。2016年、MERYを運営する株式会社ぺロリに出向し、社長室長兼人事部長として組織・事業の急拡大をリード。2017年ハウテレビジョン入社。取締役COOとして停滞する同社をターンアラウンドし、2019年東証マザーズ上場に導く。2020年にハウテレビジョンを退社・独立。株式会社EVeMを設立する。

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