2020/12/25
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KEIEISHA TERRACEセミナー ナレッジライブラリー
第9回
夢や大義、やりたいことを、40代・50代だからこそ考える必要がある。【後編】
- 転職
- キャリア
2020年11月26日(木)、オンライントークライブ「40歳からのキャリア戦略/残るか、移るか、独立か」が開催されました。
「40代・50代、どうキャリアを重ねていくか迷っている」、「社内でより高みに上っていくにはどうすればよいか、ヒントが知りたい」、「コロナ禍において、新天地や独立を考えている」といった方々へ向けて、前川孝雄氏(株式会社FeelWorks 代表取締役)と井上和幸(弊社代表取締役社長・CEO)のリクルートの同期入社組が、フランクに語り合いました。前回に引き続き、盛りだくさんだった対談の一部をお届けします。
(前編はこちら)
井上 ちょっと青臭いのですが、「働く目的をどこに置かれていますか?」という設問と投票結果があります(図3)。
図3
前川 今日は意識の高い人が集まっているからこうなるんでしょうね。いいですね!
僕は起業してから13年間、人材育成に打ち込んできてずっと言い続けているのですが、やはり大事なのは働きがいだと思うんです。
働き方改革では、働きやすさばかりを――「労働時間を減らせ、休みを増やせ」といったようなことばかりを言っているわけですが、それは衛生要因であって、人が働く目的じゃない。もちろん育児や介護、病気の治療をしながらに働く人たちもいるわけで、衛生要因は必要だけど、あくまで働き続けるサポートにすぎない。目的は、自分だから担う仕事そのもの、組織の中での責任、持ち味への承認、世のため人のために役立った達成感のはず。
こうした動機づけ要因というのは、やはり自分の心の中で持つもので、これが働きがいなんですよね。これを第一にしてほしいと思うんです。
井上 もちろん、実績や力、経済力などがないと、なかなか「生きがい・働きがい」に目を向けにくいとは思うのですが、皆さんはこれらをベースにできるくらい、仕事をこれまで積み重ねてこられている。素晴らしいですね。
前川 今日は匿名で答えていただいているので、これは本音だと思いますが、実際に一般的な40代・50代の方に聞くと、本音では1番「経済上の理由」と、2番「昇進・昇格などの出世」と回答する人が圧倒的だと思うんですね。経済上の理由に加えて、「課長だ、部長だ、役員だ」みたいな肩書きはやっぱり気になるし、そこが目的になってしまっている、という人は結構多いと思う。
役職定年や嘱託になってから元気がなくなってしまうという事例は多々ありますが、ここが目的になっているままだからじゃないでしょうか。見栄や世間体がプライドと密接につ...
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