TOP 敏腕キャピタリストの着眼点 起業家、投資家、VC――3者間の信頼で新たな産業とエンタメの形を創出する。 【後編】

2020/10/29

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第19回

起業家、投資家、VC――3者間の信頼で新たな産業とエンタメの形を創出する。 【後編】

  • 組織
  • 経営
  • i-nest capital株式会社代表取締役社長、代表パートナー  山中 卓氏
  • 株式会社 経営者JP 代表取締役社長・CEO 井上 和幸

 

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i-nest capital(アイ・ネスト・キャピタル)株式会社 代表取締役社長の山中卓氏へのインタビュー、その後編では、経営者を見る際のポイントや今注目すべき投資先企業などをうかがっています。(前編はこちら

 

ウィズコロナ時代のエンタメの新しい形づくりを支援へ。

井上 「i-nest capital」という社名の由来はどんなものですか。

 

 

山中 「i」の中には、innovator(起業家)、investor(投資家)、 そしてincubator(私たちVC)の3者が入っていて、この3者にとって心地よく安心できる場所でありたいという思いを「i-nest capital」という名前に込めています。

 

 

井上 御社が投資されているのが、「IT利活用&デジタル化による高成長領域」ということですが、そのなかでも新しいコミュニケーションやエンターテインメントは私も非常に関心のある領域なので、とても興味深いです。

 

 

山中 ありがとうございます。今回、このタイミングで資金調達するにあたって、やはり魅力的なテーマということを考えました。世の中を見渡すと、SaaSのベンチャーがとても多いので、ここはむしろB to Cの新しいライフスタイルやエンターテインメントというところでやってみようと。

もちろん、それだけではなくて、先端技術やテクノロジーとかDXなども投資領域に入っているのですが、一番に置くのはB to Cの部分と決めて、投資家の方とも相談したということです。

 

 

井上 投資先様で注目企業を3社ほど挙げていただけますか。

 

 

山中 まだ投資先が6社しかないのですが、そのうちの新しいライフスタイルやエンターテインメント領域の3社をご紹介させていただきます。

 

注目ベンチャー①:VTuber事業の『カバー』

山中 1社目は、カバーというVTuberの会社です。同社が自社開発したVTuber配信システム「ホロライブ」を活用して、①VTuberプロダクション事業、②マーチャンダイジング事業、③ライブエンターテインメント事業の3つを展開しています。これはまさに我々がやりたかった領域に該当する会社です。

 

 

井上 なかなか面白いですね。

 

 

山中 ちょうどコロナの厳しくなった状況の時に投資をしているのですが、《在宅で楽しめるエンターテインメント》というところでむしろ非常に伸びています。

同社の特徴は、VTuberの制作(声優とアニメーションの組み合わせ)面で、高い企画力と技術力を持っていることです。

 

ま...

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プロフィール

  • 山中 卓氏

    i-nest capital株式会社代表取締役社長、代表パートナー 

    東京大学経済学部を卒業後、株式会社日本興業銀行(現みずほ銀行)を経て、2003年モバイル・インターネットキャピタル株式会社に入社、2010年に取締役、2015年に代表取締役に就任。同社退職後の2019年には、自身が代表となりを設立。1号ファンドである「i-nest1号投資事業有限責任組合」を通し、新たなエンターテインメント&ライフスタイルの領域を中心に精力的な投資を行っている。2020年7月より一般社団法人日本ベンチャーキャピタル協会(JVCA)理事も務める。15年以上のベンチャー投資と育成の実績、豊富なネットワークを活かし、起業家・投資家・VCの3者による価値創造に貢献する。

  • 井上 和幸

    株式会社 経営者JP 代表取締役社長・CEO

    早稲田大学卒業後、リクルート入社。コンサルティング会社取締役、リクルートエグゼクティブエージェントマネージングディレクター等を歴任。2010年経営者JPを設立し、現職。