2020/05/26
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社長を目指す方程式
第40回
いま上司が意識すべきコロナ後の変化 「第三のニュー・ノーマル」到来
- キャリア
- ビジネススキル
- マネジメント
- 井上 和幸 株式会社 経営者JP 代表取締役社長・CEO
◆「第三のニュー・ノーマル(新常態)」が意味するものとは
私見では、今回の「ニュー・ノーマル(新常態)」は、もともとビフォー・コロナに言われていた諸般のことが、新型コロナで加速されたものばかりに見えます。
2020年4月より導入された受動喫煙防止関連の法令・条例は、新型コロナで重症化する原因の大きな一つが喫煙による肺の劣化であることから、図らずもの社会的な禁煙化と符合しています。
電子マネー化、無人店舗化、自動運転の開発は、3密回避〜人と人との接触を減らす社会生活の仕組みとなるものの予見でした。
オンライン・ミーティング、リモートワークは、企業活動における3密の回避行動と連携。これから電子押印やオンライン研修、各種SaaSの導入や法人向けECも加速するでしょう。
言い古された話ですが、日本は「黒船」がやってこないと変われない。今回は新型コロナという強烈な「黒船」がやってきた訳ですが、実は黒船はいつもそうなのですが、「黒船以前」からその予兆や流れはあるのですよね(ペリー来航前の約100年の間、既に日本には公式・非公式な開国要請を迫る各国からの来航や漂着が相次いでいました)。
今回の「黒船以前」の予兆は、先に挙げたキャッシュレス、無人店舗、受動喫煙防止法、X-Tech…など。そうしてみれば、全てが今回の新型コロナ危機への備えだったようにすら思えますね。
これらの社会的な動きについては SankeiBiz上でも様々な専門家の方々や記者の方々がご紹介くださっていますので、私がこれ以上あれこれ言うことではないと思います。ここでは私の専門領域である人材関連に絞っての「新常態」をご紹介してみます。