TOP 成功する経営者は皆、多読家。「TERRACEの本棚」 経営者やチームリーダーこそ「出世」を目指せ

2020/02/19

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第92回

経営者やチームリーダーこそ「出世」を目指せ

  • 組織
  • 経営
  • 日本実業出版社 書籍編集部 佐藤美玲氏

 

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成功する経営者は皆、多読家。
成功している経営者が注目している、読んでいる書籍をご紹介してまいります。
今回は、『「中の人」から「外の人」へ 出世のススメ』
本書の編集を手掛けられた、日本実業出版社の佐藤美玲氏に見どころを伺いました。

 

 

ビジネスパーソンの心を最もざわつかせるキラーワードの一つに「出世」があります。
ただし、本書でいう「出世」は、会社の中で昇進することや、社長になることではありません。

 

かつて、仏門に入った貴族のなかには、世俗と距離を置いて熱心に修行に励み、悟りを得る者がいたそうです。そうした貴族を周囲の者たちは、「あの方は出世者である」として一目を置いたといいます。

 

元貴族の出世者のように、組織や流行、社会の風潮にとらわれず、ありのままの自分で何かに挑戦する――、それが本書で勧めている「出世」です。

 

多くの組織では、過去の成功体験に基づいた「勝利の方程式」を守り、受け継ごうとします。
一方で、目の前でヒットしている事象にも大きな影響を受けます。
その結果、組織のルールを踏み外さない範囲で完成した「巷でよく見かける品物・サービス」が、後追いで次々と排出されてしまう。

 

組織や流行、社会の風潮にとらわれずに生きるのは、「言うは易し 行うは難し」です。
だからこそ、出世者が「ひとかどの人物」として名をはせることとなったのでしょう。たとえば、『徒然草』の作者・吉田兼好(兼好法師)のように。

 

本書は、TBSのバラエティプロデューサーとして数々のヒット番組を手掛けた著者・角田陽一郎氏が、22年間勤めたテレビ局を退社後、「TBSの角田陽一郎」ではなく、「出世者の角田陽一郎」として生きる姿をまとめた本です。

 

(1)著者が輝かしい肩書や地位、高収入を捨てた理由
(2)「企業人の違和感」と「フリーランスの違和感」の違い
(3)アップデートが頻繁に起こる時代を生きる処世術
(4)「次につながる仕事」を生み出していく人の特徴
(5)自分自身を「セルフプロデュース」するときのポイント

 

などを、バラエティ番組のプロデューサーらしく、バラエティに富んだ視点で述べています。

 

もし、あなたの会社に、官僚主義やセクショナリズム、事なかれ主義といった大企業病が蔓延していると感じたとき、あるいは、自分が思考停止状態に陥っているように感じたとき、本書をぜひ手に取ってみてください。
かつて当たり前のように自分の内側にあった「みずみずしい感性」が取り戻され、新しいことに挑戦したくなるはずです。

 

「TERRACEの本棚」を愛読する皆さんは、経営者もしくはチームリーダーの方々で、何らかの才能や成功に恵まれて今のお立場があると思います。
立身出世を経た次なるステージとして、今度は「出世者」を目指すのも面白いのではないでしょうか。

 

「ありのままの自分って何だろう?」
「建前...

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プロフィール

  • 佐藤美玲氏

    日本実業出版社 書籍編集部

    大学卒業後、編集プロダクションに入社。腕時計特集の記事がメインの男性誌、日本酒や温泉宿のムック本などの編集を経て、日本実業出版社に入社。マネープランを扱うムック本編集部に約7年、企業の税務・法務・労務の実務を解説する専門誌『企業実務』編集部に約10年在籍した後、2013年、書籍編集部に異動。(1)日々の生活に役立つ「実用書」、(2)生きる意味を見直す「自己啓発書」、(3)最新の法律や税制を扱う「実務書」の3つを柱に、書籍を企画・編集している。最新の担当作は、開運につながる収納法と掃除術が楽しく学べる『新装版 運がよくなる風水収納&整理術』と『新装版 おそうじ風水』(李家幽竹著)。2冊とも現在、好評発売中。