TOP 社長を目指す方程式 新年度の転機を乗り越える「4つのS」 環境変化に負けない行動とは

2020/02/04

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社長を目指す方程式

第32回

新年度の転機を乗り越える「4つのS」 環境変化に負けない行動とは

  • キャリア
  • ビジネススキル
  • マネジメント

この4つのSについて点検を行い、今回の転機を乗り越えるために効果的な資源を特定し、その資源を強化する、と。
ううむ、なるほどとは思いますが、なかなかこれを自分で客観的にパーフェクトに行うことは難しそうですね…。

そこで私なりに効果的だと思うアクションアイテムを挙げてみたいと思います。

・状況の不透明さについて、深刻に考えすぎない。曖昧さを許容する
・自分自身を勇気付ける言葉やアイテム(元気が出る音楽や映画、食べ物など)を見つけておき、使う
・自分の努力で状況に良い影響を与えることができると信じる
・転機に関する意味や目的を持つ

転機というのは概ねあちらからやってくることが多いですが、そのようなときでも、時々は自分から転機自体を変化させるような行動を取ってみる。あるいは転機の意味を変えるよう試みてみる。感じるストレスを逃す工夫を試みる。時には一時的に、何もしないなど頭(と心)から放置してみる。こんなことをやってみると、ふっと気持ちが軽くなり、気がつけば転機から抜け、新しい明日が始まっていることでしょう。

*      *      *  



人は皆、転機を繰り返して成長していきます。前向きな転機を積極的に仕掛け、ネガティブな転機をうまく乗り越えていくことが、リーダーとしての成長をもたらし、人としての器をサイズアップしていく王道となります。ぜひ、成長・進化し続けるキャリア展開のためにも、うまく転機に処していただければと思います。


※この記事は、「SankeiBiz『井上和幸 社長を目指す方程式』」の連載から転載したものです。
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プロフィール

  • 井上 和幸

    井上 和幸

    株式会社 経営者JP 代表取締役社長・CEO

    1966年群馬県生まれ。早稲田大学卒業後、株式会社リクルート入社。人材コンサルティング会社に転職後、株式会社リクルート・エックス(現・リクルートエグゼクティブエージェント)のマネージングディレクターを経て、2010年に株式会社 経営者JPを設立。企業の経営人材採用支援・転職支援、経営組織コンサルティング、経営人材育成プログラムを提供。著書に『ずるいマネジメント 頑張らなくても、すごい成果がついてくる!』(SBクリエイティブ)、『社長になる人の条件』(日本実業出版社)、『ビジネスモデル×仕事術』(共著、日本実業出版社)、『5年後も会社から求められる人、捨てられる人』(遊タイム出版)、『「社長のヘッドハンター」が教える成功法則』(サンマーク出版)など。

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