2018/12/06
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私が経営者になった日
第8回
【SOU 嵜本氏】戦力外通告で学んだ、個性の活かし方。(2/4)
- 経営
- キャリア
- 経営者インタビュー
- 嵜本 晋輔氏 株式会社SOU 代表取締役社長
※肩書・会社名は取材当時のものです
ブランド品などの買い取り事業やオークション事業などを展開する、株式会社SOU。
設立から6年で売上高は300億円を突破し、今やブランドリユース業界を牽引する存在となっています。そんな急成長する同社代表・嵜本氏の、「経営者になったと感じた瞬間」に迫りました。
【vol.1】「商売人」から「経営者」へと、主語が変わった。
【vol.2】戦力外通告で学んだ、個性の活かし方。
●素直に、謙虚にやり続けることで、個性を出す。
「生き方のスタンスとして、基本的には素直で謙虚なんです。誰からの意見も、まずちゃんと聞くということを子供の頃から当たり前にやっていました。なので自分の感情が邪魔することはなく、素直に人の意見を聞くことができていた。だからサッカーも、人よりも成長できる機会が多くて上手くなったんじゃないかなと思っています。」
22歳の嵜本氏が、Jリーガーを引退した後にセカンドキャリアとして選んだのは、父の経営するリサイクルショップだった。その全員が知識もノウハウも、嵜本氏よりあらゆる面で上だった。
「ビジネスのことは全くわかりませんでしたが、私にしかない個性を出して、父や、先に働いていたスタッフが、しっかりと僕自身を評価せざるを得ない状況を作ろう、という強い決心でスタートしました。
ガンバで受けた戦力外通告がそう思わせてくれたのです。通告を受けたということは、自分は監督に起用してもらうほどの魅力や理由を持てなかったということ。
会社でも、個性が出せなければ埋もれてしまうと思いました。」
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