2022/02/03
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戦略HRBPから見た、人・組織・事業・経営の現在&これから
第25回
採用でミスマッチ?!:履歴書や経歴書より、もっと重要な採用条件とは
- キャリア
- 組織
- 桜庭 理奈氏 35CoCreation合同会社 CEO
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弊社にご相談いただく案件の中で、昨今増えている採用のお悩みとしては、せっかく採用した社員の早期離職です。
時間と労力、求人媒体掲載の費用や、人材紹介会社への報酬を投資したにもかかわらず、何らかの理由で人材が定着しない、離職してしまう、思っていたようにパフォーマンスを出してもらえない。結果として、上長や人事担当者から、本人へ言いたくないようなネガティブフィードバックを言い渡さなければならない、といったお悩みの声を聞きます。
わたくし自身の経験からも、どれだけ人事部と現場のマネジャーと求める人材像のすり合わせをしても、いざ一緒に働いてみると意外なことも多く、想像していたような働きをしてもらえなかったり、転職者にとっては、想像していた職場環境とはミスマッチであると感じて、早期に退職を決意することは、少なくありません。
ある調査(月刊「人事のミカタ」)によると、なんと転職者の8割が、入社後に想定していたものと、実情との間にギャップがあったと回答しているデータもあります。また、早期に離職してしまう人材のTop3の退職理由としては、①人間関係②労働環境③待遇(転職ミスマッチはなぜ起こる?三大理由に見る各世代のホンネ)とあります。特に人間関係の悩みで離職する人が、全体の50%を超えているというところは、無視できませんね。
もう少しひも解いてみると、特に直属上司の理解や視野の狭さや、チーム内での風通しの悪さ、成長を支援してもらえない、といった理由があるようです。
事前に履歴書や職務経歴書もしっかり目を通したし、事前の評価アセスメントも受けてもらったのに、入社してからどうしてこのようなミスマッチに直面するのでしょうか。
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