2020/10/12
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エグゼクティブの思考をDoubRingで可視化する
第2回
大人気ドラマ「半沢直樹」で改めて考える、会社と自分の関係 ー結果と解説ー
- エグゼクティブ
- ビジネススキル
もちろん誰もが「弱きが強きをくじく」「勧善懲悪」といったストーリーがフィクションの世界の話だとはわかっていても、いかにも普通の会社でもありそうな会社生活での理不尽な出来事が微妙なリアリティを持った「あるある感」を醸し出すことで多数の人の共感を得られたということなのでしょう。
具体的に言えば、誰もが感じることがある「会社の利害とモラルとの葛藤」であったり「上司から与えられた理不尽な要求と良心との葛藤」をすっきりと「倍返し」で解消してくれることがこの上ない「すっきり感」を与えてくれることが多数の人の「もやもや解消」の原因になってくれたことは間違いありません。
要は会社勤めしている人が感じる理不尽というのは主に「会社と自分との関係」あるいは「上司―部下の関係」から生じているということです。このことから、会社員が半沢直樹に感じるすっきり感というのは、いま自分が感じている「会社と自分との関係」や「上司―部下の関係」とあるべき両者とのギャップをドラマの登場人物たちが埋めてくれるからではないでしょうか?
そこでこれらのギャップを可視化するツールとしてDoubRingを用いたアンケート回答を集計しました。その結果から「会社と社員との関係」や「上司と部下の関係」について考えてみたいと思います。
DoubRingの手法について簡単に説明します。DoubRingは上記のような2つの言葉の関係性を以下の9つのパターンで表現してもらうことで個人間のそれらの言葉の関係の認識の違いを可視化して比較できるようにしたツールです。
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