2019/03/19
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あなたの知識、経験がコンサルティングビジネスになる!
第2回
「そのビジネスモデル」以上に収入は上がらない。(Vol.2)
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「経営者を語る」――。今回は、株式会社ドラゴンコンサルティング 代表取締役社長の五藤万晶さんをお招きしています。
五藤さんは、コンサルティングビジネス専門の「コンサルタント」。
今回は、「あなたの知識、経験がコンサルティングビジネスになる!」をテーマに、経営者JP代表・井上和幸と語り合っていただきました。全4回でお届けします。
井上 前回、コンサルタントとして伸びない人、上手くいかない人について、五藤さんは、その人たちの「アルバイト感覚」を問題視されていましたが、ちゃんと良いコンサルティングになっているかどうかという問題もありますよね。
五藤 「コンサルタント」と称している方々の大きなビジネス上の問題点は、結果的に「作業支援」をしている方がほとんどであることなんです、実は。「結果が出ればいいんでしょ?」とご本人たちは言うんですが、私は、それは大きな間違いだと思っています。
井上 それではアウトソースを受けているだけだ、と?
五藤 そうなんです。作業を受けているので、結果として、その人がいなくなったら会社の中に何もノウハウが残っていないということになる。「クライアントの売上を上げてやっているから俺はすごいだろ?」と、先生はご満悦なのかもしれませんが、社長からすると、「いやいや、うちは誰でも売れるような仕組みに早くしたいからあなたにコンサルを頼んだのに、なんであなた自身が売っているの?」と実はものすごく不満だったりするんですよ。
もちろん、これは双方に問題があって、経営者側にもレベルの低い方はいます。「よくわからないけど、あなたに頼んだら売ってくれるんだろ?」みたいに依頼してしまう人もいるので、どっちもどっちではあるんですが……。「それって外注ですよね?」という話なんです、両方の意味で。
だから、「外注の意味で『コンサルティング』という名前を使うと間違えますよ」と私は言っているんですが、そこはちゃんと仕組みづくりに特化しないといけません。で、その仕組みをつくり終わったら、コンサルタントはその会社とさっさと「サヨナラ」とならないと意味がない。
井上 今の五藤さんの言葉は非常にわかりやすいですね。例えば五藤さんのところに「もっと売れるようになりたい」とか「本を出したい」とコンサルタントが相談に来たとします。その立ち位置としては、まだ粗削りだったり未整備だったりするけれど意外とノウハウなどを持っていらっしゃる方と、外注屋さんみたいな2パターンが存在します。後者の場合は、「外注をやられたらいいのでは?」という話ですか?
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