TOP Future Update テラス登場経営者のいま~未来をアップデート!~ DXで“赤ひげ”をアップデート。医師と患者をつなげ“点”だった医療を“線”に変えていく【後編】

2024/02/13

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Future Update テラス登場経営者のいま~未来をアップデート!~

第20回

DXで“赤ひげ”をアップデート。医師と患者をつなげ“点”だった医療を“線”に変えていく【後編】

  • 経営者インタビュー
  • 経営
  • 組織
  • 注目企業
  • 石見 陽氏 メドピア株式会社 代表取締役社長 CEO(医師・医学博士)

 

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『KEIEISHA TERRACE』初登場後も目が離せない進化、成長を遂げつづけている企業の経営者をお招きして尾は暗視を伺う「Future Update」。

 

医師コミュニティサービス『MedPeer』を基軸に、医療機関支援や予防医療のプラットフォーム事業を展開するメドピア株式会社代表取締役社長 CEO 石見陽さんの後編は、人手不足が深刻な医療業界にいかに新たなテクノロジーを浸透させていくのかといった課題や、20期を迎える企業トップとしての経営観についてお話しいただきました。

 

(聞き手/井上 和幸)

「間違ってもいい」と認めたことで経営がより速くに柔軟に

井上 前編では、コロナ禍で起こった3つの関係性の変化が、メドピアの事業にとって追い風になったというお話を中心に伺いました。そんななかで、石見さんご自身にはどのような意識の変化、視点や経営に対する考え方の変化があったのでしょう?

 

石見 組織を代表する社長として、誤解を恐れずに言うと「間違ってもいいんだ」と思えるようになったということですね。

 

井上 それはまた、どのようなきっかけがあったのでしょう。

 

石見 例えば、リモートワークについて、当初、僕は否定的でした。「そんなやり方でチームが結束できるわけがないよね」と思っていた。だから、IT系でリモートワークを導入する企業が増えてきても、「でも僕らは違うよね」と言っていました。ある意味それが、経営者としてのこだわりでもあると思っていたんです。

 

ところが、そんななかでコロナが出て、否応なしにリモートワークにせざるを得なくなった。そこからの我々はめちゃくちゃ早くて、確か2020年の2月の頭にクルーズ船内での感染がニュースになったのですが、それを見た瞬間に僕は「これはもうパンデミックになる」と感じ、社内のSEに検討してもらって、かなりの勢いでバタバタとリモートワークに突入しました。

 

井上 そのあたりの臨機応変さはさすがですね。

 

石見 それで実際にやってみると、一定の業務は成立するじゃないですか。つまり「リモートワークなんてあり得ない」という僕の考えは間違っていたわけです。さらには「そもそもなんでいままで、あんなぎゅうぎゅうの電車に揺られて出社していたんだろうね、無駄な時間だったよね」といったことにも気づかざるを得ない。そういう事実を突きつけられて、「まぁ間違ってもいいか。そういうこともあるよね」ということを、僕も腹を割って社員に言えるようになった。これは大きかったと思います。

 

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プロフィール

  • 石見 陽氏

    石見 陽氏

    メドピア株式会社 代表取締役社長 CEO(医師・医学博士)

    1999年に信州大学医学部を卒業し、東京女子医科大学病院循環器内科学に入局。 循環器内科医として勤務する傍ら、2004年12月にメドピア株式会社(旧、株式会社メディカル・オブリージュ)を設立。 2007年8月に医師専用コミュニティサイト「MedPeer(旧、NextDoctors)」を開設し、現在12万人の医師(国内医師の3人に1人)が参加するプラットフォームへと成長させる。 2014年に東証マザーズに上場。2015年より、ヘルステックにおける世界最大規模のグローバルカンファレンス「Health2.0」を日本に誘致し、「Health 2.0 Asia - Japan」として主催。 現在も週一回の診療を継続する、現役医師兼経営者。 共著「ハグレ医者 臨床だけがキャリアじゃない!」(日経BP社)、その他「世界一受けたい授業」や「羽鳥慎一モーニングショー」など各種メディアに出演し、現場の医師の声を発信。

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