TOP イマ、ココ、注目社長! 32歳で2度目の起業をした連続起業家が日本酒に懸けたワケ。【後編】

2023/12/20

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イマ、ココ、注目社長!

第391回

32歳で2度目の起業をした連続起業家が日本酒に懸けたワケ。【後編】

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2015年、27歳の時に立ち上げた動画広告制作会社を、2年半でJCOM株式会社に売却。
2021年に再び創業して、まったく異業種の日本酒ブランド事業「MINAKI」を立ち上げた皆木研二さん。現在は3種類の日本酒を開発し、五つ星のホテルやミシュラン星付きのレストランも含めて、国内外で100軒以上に採用されています。
皆木さんが感じた日本酒の課題やポテンシャル、日本酒開発の舞台裏、仕入れ先への営業方法などを聞きました。

(聞き手/川内 イオ

 

日本酒の課題とポテンシャル

――2020年にプルークスの代表取締役社長を退任後、国内外を旅行したことが翌年の株式会社REBORNの設立、日本酒ブランド「MINAKI」の立ち上げにつながったそうですね。

 

皆木 はい。もともと好きで、旅先でもよく飲んでいた日本酒に、課題とポテンシャルを感じました。課題は、安すぎること。高級な飲食店に行くとワインやシャンパンの価格は天井知らずですが、日本酒だけは居酒屋さんと同じものが置いてあるのです。日本酒はだいたい2,000円から3,000円程度で、誰かに2、3万円ぐらいのギフトを贈ろうと思った時に適したものがない。ポテンシャルはまさにその点で、ラグジュアリーな日本酒という領域が空いているなと思いました。

 

――飲食事業で問われるのは、「味」だと思います。日本酒の味についてはどう考えていましたか?

 

皆木 2021年に創業してから、全国の酒蔵を巡っておよそ1,000銘柄以上の日本酒を飲みました。その時に感じたのは、日本酒単体として飲むとすごくおいしいけど料理に合わせづらいものか、料理にはよく合うけど単体で飲むと際立たないものの2種類しかないということです。
僕は、単体で飲んでも、料理に合わせてもおいしさを両立できる日本酒があれば理想的だし、求めている人が多いのではないかと思いました。

 

――これまでにない理想の味をつくり上げるための方法を教えてください。

 

皆木 日本ではいま、新規の製造免許が下りないので、自分でお酒を造ろうと思うと酒蔵をM&Aをするか、海外に限定して販売するかの方法しかありません。しかし、ひとつの蔵でつくるとなると、お水や製造方法もそこに依存してしまいます。僕は各テーマで最高品質の商品を造りたいので、それぞれのベストなお酒をつくってくれる酒蔵と組むという道を選びました。具体的には、日本酒をつくるのに必要なスペックの部分や味わいに関しては僕がレシピを決めて、それを実現してくれる酒蔵さんに委託醸造しています。

 

2回目の企業で感じた「つながり」の重要性

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プロフィール

  • 皆木 研二氏

    皆木 研二氏

    株式会社REBORN 代表取締役

    Deloitteグループに新卒入社。2015年動画広告会社の株式会社プルークスを創業し、立ち上げ3年でKDDIグループのJ:COMへ売却し、JCOMグループ会社の社⻑に就任。 退任後、Bリーグのライジングゼファー福岡の共同クラブオーナー兼社外取締役としてクラブ運営や地方創生に従事。 国内外の飲食業界を中心としたスタートアップ企業へ11社出資(ROCOCOビール、SECAI MARCHE、ノンピ、エンゲート、Orosy、Teatis等)2021年に株式会社REBORNを創業し、日本酒ブランド事業「MINAKI」を運営。

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