TOP イマ、ココ、注目社長! 150万DL突破!タクシー配車アプリ「S.RIDE」の成長戦略。【前編】

2023/06/14

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イマ、ココ、注目社長!

第353回

150万DL突破!タクシー配車アプリ「S.RIDE」の成長戦略。【前編】

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今年3月、ダウンロード数が150万を超えたタクシー配車アプリ「S.RIDE」。配車の件数も、2020年の4月から3年で9.5倍に伸びています。「S.RIDE」を運営するS.RIDE株式会社をけん引するのは、西浦賢治さん。日本信販株式会社、シティバンクN.Aを経てソニー株式会社で非接触ICカード技術「FeliCa」の事業戦略などに携わってきた西浦さんは、自身の人生を「雑草みたい」と表現します。その背景を尋ねました。

(聞き手/川内 イオ

 

悔しさを噛みしめる雑草みたいな人生

――西浦さんは2018年5月に、みんなのタクシー(現:S.RIDE/エスライド)の代表取締役社長に就任されています。まずは、それまでの歩みを教えてください。

 

西浦 わかりました。わたしは挫折と失敗を繰り返してなんとか乗り越えてきた、雑草みたいな人生を歩んできました。

 

――え、そうなんですか!?

 

西浦 はい。例えば学生時代を振り返ると、現役で横浜市立大学に合格したのですが、小学生の頃の友人が京都大学と一橋大学に合格したのをたまたま知り、ショックを受けました。劣等感を抱いて仮面浪人し、慶応義塾大学に入りました。
就職活動の時も、学生時代にアルバイトをしていたテレビ局に入社したかったんです。でも、軒並み落ちてしまって。それで気持ちを切り替えて、日本信販(現三菱UFJニコス株式会社)に入りました。

 

――確かに、とんとん拍子というわけではないんですね。

 

西浦 日本信販に入社してからも、そうです。ラッキーなことに入社1年目から配属されたエリアでトップの営業成績をあげることができて、3年目には花形部署と呼ばれていた本社の企画本部に移りました。ところが、すぐに通商産業省(現経済産業省)の電子証取引実証推進協議会に出向になりました。そこは株式会社東芝、三菱電機株式会社、株式会社野村総合研究所、三菱商事株式会社など大企業から1名ずつ出向したメンバーが構成されていて、その人たちは主席研究員という肩書きなんです。そのなかで入社3年目の私は、事務局の総務主任に就きました。ほかのメンバーのお世話をする係で、なんで自分が……と悔しく思っていましたね。

 

――花形の部署でバリバリやろうと思っていたらお世話係、は確かにつらいですね。

 

西浦 そこで2年間、働いている時は正直あまり楽しくはなかったです。でもいま振り返ると、この2年間はその後の会社員人生いおいて役立ったと感じています。研究員の皆さんにアウトプットを最大化しても...

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プロフィール

  • 西浦 賢治氏

    西浦 賢治氏

    S.RIDE株式会社 代表取締役社長

    1994年にクレジットカード会社に入社。1996年に通商産業省(現経済産業省)が主導するプロジェクトに出向。 1998年に外資系銀行に転職。2002年にソニー株式会社に転職し、約10年間に渡り、 NTTドコモ、JR東日本との合弁会社の設立やおサイフケータイの実現等、非接触ICカード技術「FeliCa」の事業戦略を担当。 その後、ソニー(現ソニーグループ)本社事業戦略部門、経営企画部、モバイル事業の事業戦略等を経て、 2018年5月からS.RIDE株式会社代表取締役社長として、タクシーアプリ事業、決済代行事業、広告事業等を統括。 S.RIDEの事業活動を通して、需要と供給のマッチング、最適なルーティング、移動空間のエンタテイメント化等を磨き上げ、 「移動・交通の最適化」の実現を目指す。

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