TOP イマ、ココ、注目社長! カフェ経営をきっかけにコーヒーのDXを目指す!会員数6万人突破の「PostCoffee」。【前編】

2023/03/29

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イマ、ココ、注目社長!

第324回

カフェ経営をきっかけにコーヒーのDXを目指す!会員数6万人突破の「PostCoffee」。【前編】

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スペシャルティコーヒーのサブスクリプションサービスと日本最大級のコーヒーショッピングモール「PostCoffee」を展開するスタートアップ、POST COFFEE株式会社
高校時代からフリーランスでウェブ制作を手掛けていた創業者の下村領さんは、カフェの経営をきっかけにコーヒーのDXを目指しました。
現在、サブスクと通販の会員数が合わせて6万人を突破。コーヒー好きの心を掴んだサービス誕生のきっかけや舞台裏を聞きました。

(聞き手/川内 イオ

 

高校時代からフリーランスで活動

――2018年9月にPOST COFFEE株式会社を創業してから4年半で、コーヒーのサブスクとコーヒー通販の会員が計6万人超。コーヒー×ITで新しい市場を切り拓いている下村さんの原点から教えてください。高校生の時にはすでにフリーランスでウェブの制作をされていたそうですね?

 

下村 はい。インターネットで情報を得て、独学でプログラミングを始めました。掲示板やコミュニティーにスキルセットや実績を投稿していたのですが、それを見た企業様からよく依頼をもらっていました。

 

――2005年にウェブサイトの制作会社を立ち上げています。法人化した理由は?

 

下村 いずれはインターネットを使った新しい事業をつくりたいと思っていたことと、そもそもどこかの企業に就職して仕事をするイメージがなかったので、売上が大きくなったタイミングで法人化しました。

 

オフィスを改装してカフェに

――なるほど。その会社を経営していた2012年頃、100万円以上するオランダの職人がつくっているエスプレッソマシンを衝動買いしたそうですね。それがコーヒーとの本格的な出会いですか?

 

下村 自称コーヒー好きだったのですが、オフィス近くにスペシャルティコーヒーを扱うコーヒーショップができて、そのとき飲んだコーヒーに魅了されました。最初は、コーヒーメーカーが欲しいと思ってネットサーフィンしていたのですが、いつの間にかオランダの職人が手掛けたエスプレッソマシンにたどり着き、衝動買いしてしまいました。

 

――その1年後には、オフィスを改装してコーヒー店「MAKERS COFFEE」をオープンされています。なぜお店を開こうと思ったのでしょう?

 

下村 クリエイティブ・エージェンシーの仕事で、空間やイベントからクリエイティブディレクターとして仕事をすることがあって、これってすごくカルチャーの表現がしやすいなと感じたんですよね。それもあって使っていたオフィスも同じように自分たちの好きなカルチャーを発信できるんじゃないか。と思ったの...

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プロフィール

  • 下村 領氏

    下村 領氏

    POST COFFEE株式会社 代表取締役/CEO

    1982年生まれ、鹿児島県出身。趣味はモトクロスバイク。2005年デジタルクリエイティブを制作する会社を兄弟で起業。並行してモバイルチケッティングサービスの立ち上げを行い、スマホチケットの技術等で特許を取得。モバイルサービスのリーン開発、サービス運営などを経験。2013年に、POST COFFEE創業の原点となるコーヒー屋兼コワーキングスペース「MAKERS COFFEE」を渋谷区富ヶ谷にオープン。2018年9月POST COFFEE株式会社を設立。2021年(1.5億円)、2022年(4.3億円)の資金調達を完了。

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