2023/01/23
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経営者力診断リリース記念スペシャルトークライブ
第32回
【伊藤羊一氏×井上和幸】みんなで夢を語ろう!
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2022年11月25日(金)、経営者JP主催「経営者力診断」スペシャルトークライブ「経営者・リーダーのための、メンバーの強みを活かしきるチームのつくりかた」が開催されました。
ゲストの伊藤羊一氏は日本興業銀行、ヤフーなどでビジネスの最前線に立ち、現在はZホールディングスの企業内大学「Zアカデミア」学長、武蔵野大学アントレプレナーシップ学部学部長として次世代のリーダー育成を行っています。
伊藤氏の新刊『メンバーの強みを活かしきる「僕たちのチーム」のつくりかた』発刊を記念して、メンバーの強みを活かしきるチームのつくりかたについて経営者JP井上和幸が、「Zアカデミア」での取り組みやこれまでの伊藤氏ご自身の実体験、各社でのリーダー開発支援での実例などから、実践的かつ多面的に伺いました。ライブの内容を編集し、前後編に分けてお届けします。
【前編】求められているのは、ファシリテーター型のリーダー
【後編】みんなで夢を語ろう!
良いチームをつくるには「しゃべる」ことが大事
井上 良いチームづくりでは1on1のコミュニケーションが重要になるというお話がありましたが、現実にはなかなかそうなっていないような気もします。
伊藤 1on1のコミュケーションができれば、「こういうことがやりたい」「これができていないからつらかった」「こういうことが面白かった」というように、みんなが自分の想いを口にすることができるようになります。ところが、日本のビジネスパーソンは自分の想いをなかなか口にしません。会話量自体が少ないんです。この夏にシリコンバレーに行って、それを実感しました。経営者などの話を聞きまくったんですが、とにかくみんなよくしゃべります。年齢も関係がありません。「こういうことがやりたい」と68歳の経営者が熱く語るんです。東南アジアの人たちもそうだと聞きます。
井上 そういわれれば、日本人はあまりしゃべらない感じがしますね。
伊藤 良いチームをつくるには、みんながしゃべることが大事です。そのときに何を言っても許容するというのが、心理的安全性につながるわけです。ですから、言いたいことが言える場でなければいけません。1on1もその一手段です。
みんなで夢を語ろう!
井上 日本人は、どちらかというと定型化したことを話す傾向が強い気もしますね。
伊藤 ピンチになって「みんなで頑張ろう!」というようなときは、日本人はめちゃめちゃに強いと思います。だから、高度経済成長も実現したわけです。しかし、ふだんから夢を語るようなことはあまりないですよね。
今日参加している経営者のみなさんに問いかけてみたい。「あなたの会社で社員はどれだけ夢を語っていますか?」と。とにかくしゃべることです。新橋のガード下で飲んで上司の悪口を言うのではなく、夢を語りましょうよ。
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