TOP 成功する経営者は皆、多読家。「TERRACEの本棚」 誰も教えてくれなかった「組織」を動かすディープ・スキルとは? /Deep Skill ディープ・スキル 人と組織を巧みに動かす 深くてさりげない「21の技術」

2022/11/18

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成功する経営者は皆、多読家。「TERRACEの本棚」

第159回

誰も教えてくれなかった「組織」を動かすディープ・スキルとは? /Deep Skill ディープ・スキル 人と組織を巧みに動かす 深くてさりげない「21の技術」

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成功する経営者は皆、多読家。「TERRACEの本棚」では、成功している経営者が注目している、読んでいる書籍をご紹介してまいります。

 


今回は、『Deep Skill ディープ・スキル 人と組織を巧みに動かす 深くてさりげない「21の技術」』。本書の編集を手掛けられた、ダイヤモンド社の田中泰氏に見どころを伺いました。

本書のおすすめポイントは、第一に「ディープ・スキル」という新しい概念を具体化したことにあります。
ビジネスパーソンは日々、ロジカル・シンキング、資料作成、プレゼンテーション、会計、ファイナンスなどなど、さまざまなビジネス・スキルを磨いていますが、そうしたスキルだけでは、組織を動かして「仕事」を成し遂げることはできません。いいアイデアを提案しても、まっとうな主張をしても、思うように動いてくれないのが「組織」。この「組織の壁」に悩み、苦しんでいる人は多いはずです。

 

そして、この「壁」を乗り越えていくためには、社内のさまざまな立場の人々の「人間心理」や、複雑な「組織力学」をディープに洞察して、人と組織を巧みに味方につける「ヒューマン・スキル」が不可欠。そのスキルを「ディープ・スキル」と名づけて、著者の石川さんに言語化していただいのが本書です。組織で働くうえではきわめて重要なのに、あまり語られてこなかった「ディープ・スキル」という概念を提示したのが第一のポイントです。

 

第二のポイントは、本書で紹介している21のディープ・スキルのすべてが、石川さんの実体験や見聞に基づいているということ。机上の空論ではなく、実体験に基づく「経験知」なのです。

 

例えば、新規事業の起案者となり、新規部署のリーダーに任命されて、社内で“時の人”になったけれども、事業がなかなかうまく進められない状況に陥ったときに、「後ろ盾」だった上役にハシゴを外されたリアルなエピソードが紹介されます。

 

石川さんは、そのエピソードを深く分析し、ハシゴを外した上役の「心理」を洞察。その上役の立場になれば、「組織力学」のはざまで保身を図る彼の気持ちも理解できる。というよりも、「そもそも上司は保身を図る」という前提で、ハシゴを外しにくい状態をつくるべく画策しておくべきだったことがわかります。

 

その具体策の詳細は、本書でご確認いただきたいのですが、一見、その上役に花を持たせるような言動によって、ハシゴを外しにくい状態をつくるなど、さりげないけれども効果的な打ち手が紹介されています。

 

組織のなかで揉まれてきた中堅以上のビジネスパーソンであれば、「あるある」というエピソードが満載で、「自分もあのとき、こうすればよかったのか」などと多くの気づきが得られるに違いありません。

 

また、これから組織のなかで何事かを成し遂げたいと意気込む若手ビジネスパーソンには、これから遭遇するさまざまな難局の予行演習になるはず。

 

さらに、経営層の方々には、本書を通して、「組織の壁」がどのような力学で生まれているかを再認識するとともに、社員が力を発揮しやすい職場環境を整えるき...

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プロフィール

  • 田中 泰氏

    田中 泰氏

    ダイヤモンド社

    1969年東京生まれ。書籍編集者。大学卒業後、総合法令出版、WAVE出版を経て、ダイヤモンド社に。編集を担当した本には、『Deep Skill ディープ・スキル』『社内プレゼンの資料作成術』『シンプルに考える』『優れたリーダーはみな小心者である。』『まいにち小鍋』(以上、ダイヤモンド社)『そうか、君は課長になったのか。』『働く君に贈る25の言葉』『社長は少しバカがいい。』(以上、WAVE出版)など。

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