2022/07/06
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イマ、ココ、注目社長!
第241回
僕=Z世代=ペルソナ。だから僕はZ世代をマーケする。【前編】
- 経営者インタビュー
- 経営
- 組織
- 注目企業
- 今瀧 健登氏 僕と私と株式会社 代表取締役
いまZ世代に人気のメンズネイルサロン「KANGOL NAIL」や、人気YouTuberが主演のWebドラマ「全部やめれたらいいのにね」。読者の皆さんはこれらをご存じでしょうか。現在、世界で最も人口が多いと言われるZ世代。1995年から2010年生まれの世代を指し、これからの経済を牽引する消費者として注目されています。
冒頭の商品を仕掛けたのは、”Z世代の企画屋” 僕と私と株式会社 代表 今瀧 健登(いまたき けんと)さん。就職活動後の学生期間に、わずか21歳という若さで起業をされた今瀧さん。前編では学生時代から、2度に渡る起業までの歩みをお伺いしました。
(聞き手/井上 和幸)
マルチタスクが得意だと気付く学生時代
――元々は教師を目指され、大学では教員免許を取得されたのですよね。
今瀧 そうですね。厳密に言うと元々ではなく、現在も大学の教授を目指しています。2年後には大学院へ行き、30歳になるまでには客員教授になる予定です。今週も横浜国大と芝浦工大で授業があり、教えることは好きですね。
――なんと、そこまで想定され、シナリオも具体的に考えていらっしゃるのですね。着々とですね、すごいです。二足のわらじを履くように、いまも色んなことをやっていらっしゃると思いますが、子どものころからそのような性格だったのでしょうか?
今瀧 そんなこともないですね。大学入学後、サークルやアルバイトなど色々と掛け持ちをしていくうちに、自分はマルチタスクで物事を進めることが好きだなと気づき、そこから派生していったという感じです。
――なるほど。その後、いきなり教師の道に進むのではなく、民間で経験を積むという選択をされます。最終的にはリンクアンドモチベーショングループに入社されますが、どういったポイントで選ばれたのでしょうか?
今瀧 選んだ理由としては大きく2つあり、1つはコンサルタント職に興味をもったからです。元々、教員を目指していたのでビジネス側のことがよくわからず、友人に相談したところ、コンサルタントに向いているのではないかとアドバイスをもらいました。調べていくなかで合理的に解を出すことは面白そうだなと思い、またそのなかでもサークルの部長を務めていた経験から、組織コンサルティングに興味を持ちました。
もう1つは、教育に携われる場があったからです。就職先としてはグループ内のリンク・インタラックという会社に入社したのですが、そこは外国人教師の派遣事業でシェアを取っている会社でした。社員の9割が外国人で、会議も全て英語という環境では...
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