TOP イマ、ココ、注目社長! 人材に投資することで、 地域はもっと魅力的になる。【後編】

2022/06/15

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イマ、ココ、注目社長!

第239回

人材に投資することで、 地域はもっと魅力的になる。【後編】

  • 経営者インタビュー
  • 経営
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  • 株式会社ライトライト 代表取締役 齋藤 隆太氏

 

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2014年ごろから盛んに叫ばれている「地方創生」ですが、かけ声が先行して実態がなかなか追いつかない状況もあるようです。そんな中、株式会社ライトライトは宮崎県に本社を置く注目の企業。設立以来、「地域に、光をあてる。」をミッションに掲げて、事業承継マッチングプラットフォーム「relay(リレイ)」を運営。地域の社会課題の解決に貢献するとともに、地域経済にも活力を与えています。

 

代表取締役の齋藤隆太氏は法政大学卒業後、USENで1年半ほど営業職を経験。その後、同僚に誘われてサーチフィールドの創業に参画しました。そして、同社の事業としてクラウドファンディング「FAAVO(ファーボ)」立ち上げ、CAMPFIREに事業譲渡後は同社の一員として活動し、2020年にライトライトを設立しました。東京で働いていた齋藤氏がなぜ宮崎に移ったのか。地域が抱える課題は何なのか。事業承継のビジネスの今後などについて、お話をうかがいました。

(前編はこちら)

(聞き手/井上 和幸

 

地域にとって重要な事業承継はPRツールにもなる

――2020年に設立したライトライトは、事業承継マッチングプラットフォーム「relay(リレイ)」を展開されています。

 

齋藤 地域に関わるビジネスを探すうちに、3つほどテーマが浮上しました。事業承継、地域の自治会のアップデート、地域の医療機関向けのサービスです。そのうちの事業承継サービスにフォーカスしたのは、地域のさまざまな経営者の方にお話を聞いたら、皆さん口を揃えて「ぜひこれをやるべきだ」というアドバイスをもらったからです。

 

――地域のニーズに合致していたということですね。今までで最も印象に残っている事業承継の案件は何ですか。

 

齋藤 宮崎県の高原町と連携をしているのですが、そこで地元のパン屋さんを承継した案件があります。そのパン屋さんは地元にとっては大切な存在。なくなれば隣町まで買いに行かなければいけません。隣町へ行くバスの本数もあまりありません。地域から事業所がなくなることのインパクトは、小さな地域であればあるほどなおさら大きいんです。
その案件を雑誌に掲載したら、千葉県の女性が立ち読みしてくれて、家族とともに家を引き払ってUターンしてきてくれました。今、その店は移転してカフェになりましたが、地元の人がたくさん訪れる人気店になっています。

 

――それは元々の経営者の方も喜んでいるでしょうね。それを見て齋藤さんはどんなことを感じられましたか。

 

齋藤 地元に根付いた事業の大切さと同時に、元ある...

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プロフィール

  • 齋藤 隆太氏

    株式会社ライトライト 代表取締役

    2007年、大学卒業後USEN入社。2008年株式会社サーチフィールド創業時に取締役として参画。イラストのクラウドソーシング事業の立ち上げに従事。2012年「地域×クラウドファンディング FAAVO(ファーボ)」立ち上げ。責任者として全国100以上の地域で自治体、金融機関、大学、企業やNPOと協業しながら、クラウドファンディングネットワークを構築。2016年宮崎県にUターン、サテライトオフィス立ち上げののち、2018年株式会社CAMPFIREに事業譲渡し移籍。2019年同社執行役員を経て退職、2020年株式会社ライトライト設立、代表取締役に就任。同年、クラウド継業プラットフォーム「relay(リレイ)」立ち上げ。