2022/06/02
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ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術
第131回
エグゼクティブこそ、確固たる「自己ブランディング」が必要な時代
- キャリア
- ビジネススキル
- 松本 淳氏 株式会社アースメディアCEO LinkedIn公式クリエイター
SNS上で自分のプロフィールを公開し、他者と交流を続けることにより、今の組織を越えたネットワークが強化されます。逆に、SNS上で活動していないと、所属組織以外には自分の存在すら知られないということになります。そのような状況が、組織への依存という結果を招いてしまうのです。
いまや、SNS上で転職先を見つけたり、マーケティングやセールス活動を行うことが当たり前のことになりつつあります。見ず知らずの相手ではなく、普段から「つながっている」人同士でキャリアのオファーをしたりマーケティング活動をしたりする方が効率的なのは明白です。
その実現のためには、普段からの「相互信頼」が鍵です。組織に頼ることのない、個人対個人という関係性の中での信頼。それを幅広く、強固に作り上げていくことこそが、自己ブランディングの本質だといえるでしょう。
ビジネス上の自己ブランディングに最適なSNS、それがLinkedIn
SNSは多様化しており、多くの中からどれを使うかを選ぶことができます。しかしながら、これからのキャリア構築に向けての自己ブランディングを強化する場合、筆者はLinkedInを活用することを強くお勧めします。例えばFacebookは、多くの人が利用するSNSです。しかしながら、グローバル、そして日本国内でもすでに利用者数が頭打ちになっています。かつ、内輪向きの文化が根強いため、新しいネットワークを構築することに不向きです。だから昔からの知り合いばかりの交流になるのです。これでは、キャリアの可能性を広げるのは難しいということになります。
その点、Twitterは「広がり」のあるSNSです。多くの新しいつながりを生むこともできます。しかしながら、キャリア構築上での難点は、「匿名利用者」が圧倒的に多いことです。いくらTwitter上でネットワークを拡大しようとしても、リアル世界では生かせない。ケースも多いのが現実です。
LinkedInは、(1)実名性であり、かつ、(2)広がりがある という意味で、キャリア構築において必要な2つの要件を満たしたSNSです。ビジネスSNSとしてグローバルで8億人以上のユーザーを擁し、事実上のビジネススタンダードになっています。
LinkedInを活用し、自分のネットワークを広げ、確実にキャリアアップを重ねている人が増えつつあります。発信を続けることが「自分ブランド」の構築につながり、長く、自分のやりたい仕事を追求できる環境をもたらします。
「発信しなければ存在しないのも同じ」ということを肝に銘じ、理想的なキャリア形成のためにLinkedInなどのSNSをうまく活用すること。それが、これからのエグゼクティブにとっての、さらなる成功への重要な鍵だといえるでしょう。 他の記事も読む。60秒で簡単無料登録!レギュラーメンバー登録はこちら >
■書籍情報
LinkedIn(リンクトイン)活用大全 情報発信、起業、転職、人脈…ビジネスで一番使えるSNS 単行本(ソフトカバー)
著者:松本 淳
出版社:日本実業出版社
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※この記事は、アイティメディア株式会社の許諾を得て
「ITmediaエグゼクティブ『ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術』」
の連載から転載したものです。無断転載を禁じます。
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