TOP イマ、ココ、注目社長! 22年前から「リモート」に着目。100%テレワーク企業の工夫とは。【前編】

2022/04/06

1/1ページ

イマ、ココ、注目社長!

第224回

22年前から「リモート」に着目。100%テレワーク企業の工夫とは。【前編】

  • 経営者インタビュー
  • 経営
  • 組織
  • 注目企業
  • e-Janネットワークス株式会社 代表取締役 坂本 史郎氏

 

60秒で簡単無料登録!レギュラーメンバー登録はこちら >

 

 

導入1500社超、ユーザー75万超と、リモートワークの普及に伴い急成長を遂げた、法人向けのリモートアクセスサービスCACHATTO(カチャット)。このサービスを開発したのが、e-Janネットワークスです。2000年に同社を立ち上げたのは、代表取締役である坂本史郎さん。東レ出身のMBAホルダーで、日本ではようやくインターネットが根付き始めた頃から、リモートワークに着目してきました。

e-Janネットワークスでは現在テレワーク実施率100%で、社員のテレワーク継続希望率も100%。長らく社員の働き方について試行錯誤してきたという坂本さんの歩みとともに、テレワーク導入企業の参考になりそうな同社の取り組みについて話を聞きました。

(聞き手/川内 イオ

 

海外を転々としていた子ども時代

―坂本さんは、父親が外交官で海外を転々とする子ども時代を送っていたそうですね。その経験が現在の場所を選ばず、どこでも働けるようなツールの開発につながっているのですか?

 

坂本 それはあるかもしれません。親の仕事の都合で3歳からだいたい3年に一度、国が変わるという体験をしてきたので、1カ所に陣取ってじっくりというよりも、パッと切り替えて次にいくっていうのが好きなのかもしれないですね。

 

―3年に一度、国が変わる体験は、確かに人生に大きな影響を与えそうです。

 

坂本 はい。生まれが東京で、3歳の時にフィリピンのマニラに移りました。5歳から8歳まではスイスのジュネーブで、小学校3年生の時に日本に戻ってきました。中学1年生の時、今度はイギリスに行ったのですが、すっかり英語は忘れていたので、this is a penからやり直しの状態(笑)。父親は「国際人となるためには自国語をしっかり学ぶべき」という方針だったので、高校受験の時に両親が海外にいる状態で僕だけが帰国して、高校、大学は日本で過ごしました。

 

―本当に転々とされていたんですね。早稲田大学理工学部機械工学科を卒業後、東レに入社されました。学部内では珍しい進路だったとか?

 

坂本 そうですね。エンジンの研究室にいたので、ほとんどの同級生が重工業やカーメーカーに就職しました。でも、僕はみんなと同じようなことをするのが好きじゃなかったんですよ。東レは1980年代後半、新素材の開発に力を入れていて、もともとナイロンとポリエステルの会社だったのが、大幅に変わろうとしていました。新素材の開発に15年も関わったら、第一人者になれると思って、東レに就職しました。

 

人生を変えた「電子メール」との出会い

―東レではどんな仕事をされたのです...

こちらは会員限定記事です。
無料会員登録をしていただくと続きをお読みいただけます。

プロフィール

  • 坂本 史郎氏

    e-Janネットワークス株式会社 代表取締役

    1986年早稲田大学理工学部卒。東レ株式会社に入社後、バージニア大学ダーデン校でMBAを取得し、2000年に株式会社いい・ジャンネット設立。現社名のe-Janネットワークス株式会社の前身となった。リモートデスクトップサービスなど、テレワーク導入のためのSaaSビジネスを展開し、主力商品「CACHATTO(カチャット)」は1,500社75万人のユーザーを誇る。真の理想的な働き方と組織としての理想形を追い求め、10年以上前から、毎朝全社員の日報へのコメント記入を日課にしている。コロナ禍において激減したコミュニケーションを増やすために、グループ雑談やワーケーション制度の導入等様々な施策を取り入れ、組織作りに欠かせない「会話・対話の生まれる場」づくりにも積極的に取組んでいる。