TOP 異能の経営者 ~ I know. ~ 【スカイフォール代表 植田益朗氏】 最初に『ガンダム』と出会わなければ、きっとアニメの仕事は続けていなかった(vol.1)

2021/05/13

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第41回

【スカイフォール代表 植田益朗氏】 最初に『ガンダム』と出会わなければ、きっとアニメの仕事は続けていなかった(vol.1)

  • 経営
  • キャリア
  • 経営者インタビュー
  • 株式会社スカイフォール 代表取締役 植田 益朗氏

 

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今回からご登場いただくのは、『機動戦士ガンダム』『シティーハンター』『犬夜叉』『黒執事』『ソードアート・オンライン』などなど、手がけた作品を並べるだけでこのページが埋まってしまうのではと思われるほどあまたの日本アニメ作品に携わり、商業的な成功にも導いてきた植田益朗株式会社 スカイフォール

 

この連載では、アニメプロデューサーとして広く知られる植田氏の経営者としての側面を深掘りしていく。初回は、アニメ界に足を踏み入れた経緯、そして“あの作品”との運命の出会いを果すまでのエピソードを伺った。

 

(聞き手/井上和幸)

 

映画制作が身近な風土、憧れを抱くも「これでは食べていけないな」

――もともとは映画の世界を志望されていたと伺いました。映画好きになられたきっかけは何だったのでしょう?

 

ぼくが生まれて育ったのは、世田谷区の祖師谷大蔵。そこは、砧の東宝撮影所とか、ウルトラマンの円谷プロダクション、マグマ大使の撮影をしていた栄プロダクションなど、ちゃりんこですぐ行ける距離に子供にとって魅力的な場所がたくさんありました。

 

隣駅は成城学園前という、ちょっとハイソで俳優さんがたくさん住んでいるエリア。石原裕次郎さんとかね。特撮だけではなく現代ドラマなど、いろいろな撮影がおこなわれている環境だったから、幼心にそういう世界に惹かれていたのかもしれないですね。

 

――ああ…、ぼくは『ウルトラマン』と『仮面ライダーシリーズ』の特撮モノから『宇宙戦艦ヤマト』にいって、『ガンダム』という流れなんですよ。あと石ノ森章太郎さんの『サイボーグ009』。

 

それはそれは、ご苦労様でございます(笑)。ぼくも好きですよ、『サイボーグ009』の漫画は。

 

――『サイボーグ009』と『ブラックジャック』の単行本は、出ているもの全バージョン持っています!

 

『ブラックジャック』のアニメーションは、ぼくも手伝っていましたよ。

 

――はい、拝見していました。

 

原作、すごくいいですよね…ってこんな話していたらあっという間に時間になっちゃいますよ(笑)。

 

――あはは、そうですね。では本題に戻します。それで、映画の世界に憧れて日本大学の芸術学部へ進まれたわけですか?

 

映画が好きだったからということもありますが、高校時代親には迷惑をかけていましたからね。当時、父親が日大の職員をしていて、職員の家族は学費が安かったんです。それで、「親に迷惑をかけずに好きな映画を学べるなら、ここでいいか」と、選んだ結果ですね。「絶対に映画監督になる...

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プロフィール

  • 植田 益朗氏

    株式会社スカイフォール 代表取締役

    1955年、東京生まれ。 『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編』『銀河漂流バイファム』『シティハンター』などアニメ業界で数々のヒット作を手がけたアニメプロデューサー。 サンライズ退社後、フリーラナンスを経てアニプレックス立ち上げ時に制作統括として参画。その後A-1 Pictures社長、アニプレックス社長・会長を歴任。現在は株式会社スカイフォール代表取締役。