TOP 敏腕キャピタリストの着眼点 「CVC4.0」——大企業とベンチャーをつなぐ、新時代VCの挑戦。 【前編】

2020/05/21

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敏腕キャピタリストの着眼点

第6回

「CVC4.0」——大企業とベンチャーをつなぐ、新時代VCの挑戦。 【前編】

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VCから見た「ベンチャー、ベンチャー経営者」 を深堀していく 「敏腕キャピタリストの着眼点」——。この連載では、VCの方々に、VCという仕事にたどり着くまでの経緯や、VC側が投資を決める際のポイント、今後成長する経営者の共通点、お勧めの注目企業などをうかがっています。

 

第3回のゲストは、ペガサス・テック・ベンチャーズCEOのアニス・ウッザマンさんです。同社は、米国シリコンバレーを拠点に世界16カ国に展開するVCで、現在では全世界で20億~200億円の25本のファンドを運営しており、全体の運用投資資産額は1,600億円にのぼります。同社の基本コンセプトは、《大手企業とベンチャーをつなぐ新時代のベンチャーキャピタル》。つまり、同社が大手企業とプライベートファンドを設立し、そこからベンチャーに投資する――いわば「CVC4.0」の運用をメインにおこなっているところが、他のVCとは違うユニークな点です。

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プロフィール

  • アニス・ウッザマン氏

    アニス・ウッザマン氏

    ペガサス・テック・ベンチャーズ 共同代表パートナー兼CEO

    学生時代”Made in Japan”の高い技術力に憧れ、高校卒業後、日本の文部科学省から奨学金を受け来日。日本
    語を学びつつ、東京工業大学工学部開発システム工学科卒業。その後オクラホマ州立大学工学部電気情報工学
    専攻にて修士、東京都立大学(現・首都大学東京)工学部情報通信学科にて博士を取得。日本の奨学金により大
    学を卒業した感謝の気持ちを忘れず、日本と世界を繋ぐ仕事がしたいと考え、今に至っている。
    大学卒業後は IBM で、技術開発、ビジネスディベロップメント、戦略的投資を主導していた。自身も小売業及
    び技術分野での起業経験もあり、2011 年シリコンバレーにてベンチャーキャピタルを設立。次世代を担う起業
    家達、学生達に会社運営、資金調達およびイグジット戦略の指導、サポートも行っている。

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  • 井上 和幸

    井上 和幸

    株式会社 経営者JP 代表取締役社長・CEO

    1966年群馬県生まれ。早稲田大学卒業後、株式会社リクルート入社。人材コンサルティング会社に転職後、株式会社リクルート・エックス(現・リクルートエグゼクティブエージェント)のマネージングディレクターを経て、2010年に株式会社 経営者JPを設立。企業の経営人材採用支援・転職支援、経営組織コンサルティング、経営人材育成プログラムを提供。著書に『ずるいマネジメント 頑張らなくても、すごい成果がついてくる!』(SBクリエイティブ)、『社長になる人の条件』(日本実業出版社)、『ビジネスモデル×仕事術』(共著、日本実業出版社)、『5年後も会社から求められる人、捨てられる人』(遊タイム出版)、『「社長のヘッドハンター」が教える成功法則』(サンマーク出版)など。

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