TOP 私が経営者になった日 【はくばく 長澤氏】会社を継ごうと真っ直ぐに生きてきた。(Vol.1)

2020/02/17

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私が経営者になった日

第34回

【はくばく 長澤氏】会社を継ごうと真っ直ぐに生きてきた。(Vol.1)

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●逃げたら仲間の信頼を失いかねない怖さ。

ラグビーの経験を通して、もう一つ長澤氏が感じていたことがある。

 

「ラグビーの試合で一番象徴的なシーンはタックルです。味方が勇気あるタックルをして、バーンと相手を倒すことで、みんながぐっと盛り上がるんですよ。“おお、アイツやったな”と、グググッとみんなが鼓舞されて勢いがつく。それだけ勇気が求められるスポーツだからこそ、逃げたのもわかってしまう。試合中に“アイツ、逃げたな”と仲間の信頼を失うこともあります。“あの場面で、お前行かなかっただろう”とかね。怖いスポーツですよね。」

 

プレーのうまい下手ではない。本当に勇気のある奴なのか、そのフリをするだけのやつなのかが一緒にプレーしている仲間には見えてしまうのだ。

 

「人間性というか、あいつは信頼できる、あそこで行く奴だとか、行かない奴だとかが、はっきり見える。そういう経験を出来たのは、その後の人生でも役に立っていると思います。」

 

(つづく)


 (構成・文/阪本淳子)
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プロフィール

  • 長澤 重俊氏

    長澤 重俊氏

    株式会社はくばく 代表取締役社長

    1966年(昭和41年)山梨生まれ。1989年(平成元年)東京大学経済学部卒。同年、住友商事(株)入社。1992年(平成4年)(株)はくばく入社。2003年(平成15年)から同社代表取締役社長に就任。
    「穀物の感動的価値を創造し、人々の健康と豊かな食生活を実現します。」を企業理念とし、穀物をもっとおいしく、簡単に、楽しく食べていただき、世界中の人々が健康で豊かな食生活を送っていただくための事業を展開。主な事業として、大麦の精麦事業、雑穀事業、乾麺事業、麦茶事業、穀粉事業、米穀事業などを行っている。

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